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アタッシュケース型 コントロールボックス

主催者が多く作った物の一つに液晶モニター付きのコントロールボックスがあります。サイズ、形状
はその時によって色々です。液晶のサイズは5.6〜10インチが多かったのですが、本物のテーブル
筐体に15インチぐらいの液晶をセットした物もありました。下の写真は作例の一部です。これは業務
用ゲーム基板用なのですが、家庭用ゲーム機を組み込んだ物も結構ありました。



■ JAMMA用システム

上の写真の物は既に手元には無く、今ではかなり初期に製作した物が一つ残っているだけです。
下の写真がそうです。製作当時はシンプルな機能だったのですが、液晶の映りがかなり良かった
ので、これを有効利用する為に後から色々手を加えました。内容を申しますと、家庭用ゲーム機
とかビデオ鑑賞が出来る様にコンポジットビデオ入力を増設する。ビデオ入力があるのならライ
ン音声の入力と音声アンプも必要なので付ける。更にビデオ信号に応じた明るさ調整をする為に
ブライトボリュームを付ける。それ以外にも2プレーヤーキャラを使用可能にする為に操作系の切
り替えを付けるとか、外部モニターへの出力を可能にする等、色々なネタをぶち込みました。しか
しコントロールボックスにビデオ入力等の機能は不要でした。あっても全く使いませんし、逆に多
機能になった分、切り替えスイッチの追加やらそれに伴う配線の引き回しが原因で画面にノイズ
が出ました。なので後でビデオ入力、音声アンプ等は取り外してしまいました。それで暫く使って
いたのですが最近は使う機会がめっきり減りました。理由はゲーム基板の置き場所を変えたの
ですが、そこに本機は持って行ってない為です。今度の場所は散らかす→片付ける、を頻繁に繰
り返す場所なのでコンパクトに収納する事が出来ず収まりの悪い本機は置き場所が無いのです。
本機の上には物を置けないし、縦に寝かせて収納する事も出来ません。せめて液晶がペタンと
倒せる構造なら融通が利いたのだが・・・。




液晶を倒せる構造にする事も考えたのですがレバーとぶつかります。それならばレバーの位置
をずらすか、とも考えたのですが内部メカの移動とかも必要で大改造になってしまい、一から作
り直した方がラクです。その様な訳で特に対策する事はせず、そのままになっていました。そん
な中、たまたまA4サイズの書類が入るアタッシュケースを見つけました。そこで閃きました。もし
この中にコントロールボックスを組み込むことが出来たら、コンパクトに収納できる物が作れるの
では?ただ現在出回っているアタッシュケースの多くはノートパソコン用らしくケースの厚みが足
りません。もう少し厚ければ電源とかレバーが入るのだが・・・。それで収納部がやや深いタイプ
を探したところ何とか発見、入手しました。入手したアタッシュケース実際に手にとって見ると、
本体深さが4.5cm、フタの深さが3cmほど。カツカツではあるが何とか組み込めそうです。




さて早速製作です。パーツは2つ上の写真の物をそのまま流用します。まずは液晶。この液晶は
液晶ユニットからの引き出し線がコネクタ接続にしてあり、更にブライト(明るさ)調整の信号線も
出してあります。うーむコネクタ式にしたのは他の液晶を入手した時のチェックに使用する為です
が、現在では要らん感じ。更にブライト調整に至っては今まで全く使わないのでこれまた不要。し
かもコネクタ基板は外付けなので、その分液晶接続部の厚みが必要になってアタッシュケースの
フタ部分からはみ出してしまいます。そこで取っ払うか、とも思ったのですがまずは外付けだった
コネクタ基板を液晶ユニット内部に収められないか実験して見ます。無理だったら取り外して再
配線します。で、結果はギチギチですが入りそうな感じ。むむう。これが困る。入るのなら気が進
みませんが液晶ケースを切り欠いてセットして見ます。最終的にはコネクタの半田付け部分が当
たる鉄板部分に角穴を開けて半田部分の厚みを逃がしたところ何とか収まりました。次に問題な
のはブライト調整ボリューム。まあこの部分は接続しなければそれでいいのだが・・・。不要なら
後で取っ払うとして、とりあえず付ける方向で考えます。当初ボリュームは液晶の横に付けるか、
と思ったのですが問題は調整用の電圧+5Vが無い事。液晶へは+12Vしか行ってませんし、液晶
基板内部で+5Vを作っているかも知れないが良く分からない。そこで思い付きました。Dサブの所
へ+5Vを供給する事は可能です。ならばDサブケースにボリュームを付けたらいいのでは?そこで
大き目のDサブケースを持ってくると、なんと普通のボリューム(φ16)がセット出来ました。当初は
半固定ボリュームで無いと無理、と思っていたのでこれは意外だった。それで配線完了後に映し
て見ると、線の引き回しが悪い為かやはり?僅かにノイズが乗る。う〜むこの辺りは最終的に作業
が完了した時点でまた考えよう。




次は電源とコントローラーの製作に入ります。この部分も内部メカは元のパーツを流用します。まず
アタッシュケースに入る金属ケースから。金属ケースは手持ちの板金の都合で小さいケースを2つ
作り、片方は電源、もう片方をコントローラーにします。まずは電源部。こちらにスピーカーも内蔵し
ます。で、パーツを並べた結果だが・・・。狭い。電源3つ(+5V、+12V、-5V)を入れてスピーカーも収
めるのがどうにもムリ。スピーカーをもっと小さいのにすればいいのだが、これより小型の物になると
直径5cm程度の物になってしまい音質的にきつい。仕方が無いので+5Vの電源基板の端を斜めに
カット、更に電解コンデンサ2つの位置をずらして何とか納まる様に。なお電源出力のハーネスとの
接続は日圧VLコネクタ、操作系はDサブで接続。映像はモニターとジカ接続なのでこのボックスとの
接続はナシです。




さて次はコントローラー部の製作。こちらはうって変わってスカスカ。ボタンは3ボタンで製作、連射
装置等もありません。だだ後から増設出来る用にコネクター端子に余裕はありますし、+5Vの電源
も付けてあります。電源ボックスとの接続は日圧NHコネクタです。




最後にJAMMAハーネス。ハーネスも元のを使用。ただピンアサイン等は今回の接続に変更します。




各パーツが出来たのでこれらをアタッシュケースに組み付けます。モニターは板金をアタッシュケース
のフタに取り付けて中心でビス止め。モニターは7インチなのですが、中心に付けるとそのまま縦方向
に回転出来て好都合。下の電源とコントローラーは単に置いただけです。

さて、コントロールボックスの改造が完了しました。早速ゲームをプレイします。まず画面のノイズです
が意外に分かりません。先の実験時と違いゲーム基板と同一電源で映している為安定したのかも。次
にブライト調整ですが、実際にケースに組み込んで改めて調整するとブライトと言うよりコントラスト?
調整の様な感じです。液晶モニターがフタに付いている都合上、やや上方から覗き込む事になるので
すが、このボリューム調整をすると色が濃く感じられます。あとゲームプレイに関してはコントローラー
が軽量でかつ電源部との間に隙間がある為プレイ時に動いてしまいます。この部分は電源と一体型の
方が安定していいかも。まあその代わりアタッシュケースから出してプレイする事が出来る利点がある
のだけれど。




ついに最終目標、完成したコントロールボックスのフタをします。これが出来なければ改造した意味
がありません。で、結果を申しますと収納自体は問題無く出来ました。しかしながら手順はやや面倒。
手順はまずレバーボールを外してコントローラーの中に入れます。次にACコードを外して電源とコン
トローラーの隙間に詰め込みます。次にJAMMAハーネスを外して液晶の周りに巻きつけます。その
時液晶を少し傾けます。レバー軸をかわす為です。後は液晶ハーネスのDサブ(ボリューム付きのや
つ)が他と干渉しない位置にいることを確認しながらフタをします。特にコツとかは要らないのですが
サッと仕舞うのは無理。ケーブル類を留めるフックの様な物があればもう少し作業性が良くなるかも。




■ JAMMA用2号機の製作

上の一号機では電源とコントローラーが別々でしたが、丁度アタッシュケース全体をカバーする鉄板が
見つかりましたので、これで電源とコントローラーを一体化したタイプの物を作って見ました。こちらは
新規製作なのでパーツも新たに用意しています。ケースに余裕があるのでスピーカーも大型、ボタンも
6ボタンとしています。その他違う点と言えば液晶。サイズは7インチで上のと同じですが、ワイド型で
左右に長いタイプです。これ以外の液晶の手持ちは8インチと10インチがあるのですが、ドライブ基板
が必要な上に31khzなのでアップスキャンも必要になり、いくら何でもスペースが足りません。しかも
ゲーム基板のアップスキャンをすると映らない物も結構あるので、小さくてもあえて15khz液晶を使うと
ころに価値があるのです。




スピーカーはいつも使う12cmの丸型スピーカーを使います。ケースに余裕があると言いましても、レバー
の位置は上の一号機と同じです。これはフタをした時にレバーの軸が液晶をかわす位置にいる必要があ
る為で、そうなるとおのずと位置は決まってしまいます。また使用するレバーはセイミツLS-56系なのです
が一般品では無く、軸がやや短い物を使っています。これは上の1号機も同じです。通常品では握り玉を
外しても軸の先がフタにぶつかってしまうのです。




液晶の取り付けは1号機と同じですが、接続用のハーネス類は全てジカに出しています。ノイズやら収納
時の作業性がいいはずです。そこで思うのが1号機で効果のあったブライト調整。無くても特に困る事は
無いのですが、改めて画像を見るとやはりあった方が画像にメリハリが出る様です。そこで考えた結果、
液晶内部基板の開口部に半固定ボリュームを付ける事に。ただこの場所にあると液晶の裏になるので液
晶自体をフタから取り外さないと調整出来無いのですが、一旦調整したらそれほど触らなくてもいいはず
なのでヨシとしよう。




2号機が完成しました。早速フタをして見ます。やはりこっちの方が作業性ははるかにいいです。しかも
JAMMAハーネスはこちらの方が長くなっています。




最後に液晶の映り具合ですが、ワイド型なので横長に映ります。画質、発色は非常にいいです。R-TYPEと
か古いインベーダー等も普通に映るのはさすが15khz液晶です。このコントロールボックスで横画面のゲーム
をやっても大して違和感は感じなかったのですが、縦画面のインベーダーをやると何か縦にスゲー長くて得
した様な気がしたがやっぱ気のせいだろうな、ウン。




■ JVS用システム

JAMMA用が出来たならば次はJVS用が出来無いかと思います。オールインワンかつ小型のシステムが
あると起動チェックが手軽に行える利点があります。古いJAMMA基板は定期的に動作確認をした方がい
いと思いますが、それはJVSでも同じと思います。つーかJVSの方がよりマメな通電チェックが必要な気が
します。JVSの代表と言えばNAOMIですが、これのロムカートリッジの物は丈夫で壊れにくい印象なので
すが、過去にGD-ROMドライブの物を数年ぶりに通電したら起動しなくなっていました。原因はDIMMボード
の故障でDIMMボードを交換したら起動しました。ずっと良好動作品で数年間仕舞っておいただけなのに
壊れていたのです。何かDIMMボードのシステムが揮発してしまった?様な感じでした。原因は今もって
不明なのですが。もしマメに通電していたならば違う結果になっていたかも知れません。NAOMI以外では
HIKARUも知らん間に壊れている印象があるし、リンドバーグは暫く通電しないと電源が接触不良になって
起動エラーが出るし、TYPE-Xはドングルエラーとかあるし、しかもこれらはハードディスクなのでほっとい
ても動かしっぱなしでも調子が悪くなる印象なのです。

JVS用システムの製作に当たっては、まずアタッシュケースに入る電源を探します。電源はサイズがピッタ
リの物を何とか探すしかない、ある意味キーパーツです。電源が入手出来たら次はコントローラーのケース
を作ります。コントローラーからの入力はJVSなのでI/Oボードが必要なのですが、これはコントローラーの
ケース内にセットします。




電源とコントローラーの検討が付いたら次はモニター。モニターの取り付け方は先のJAMMAと同じですが
サイズは10インチを使用します。8インチの物もあるのですが今回の使用には向きません。理由は主催者
が持っている液晶は機器組み込み用のモジュール品なので、ゲーム基板を映す為にはドライブ基板が必
要になるのですが、10インチ液晶モジュールの入力はLVDSであるのに対し、8インチのはデジタルRGB6
ビットなのです。デジタルRGBの場合、配線本数は多くなるし何よりドライブ基板が大きいので小さく組み
込む必要のある今回の用途にはほぼ無理なのです。まあ実際には小型のLVDSドライブ基板とデジタル
RGB変換基板を組み合わせれば使えない事は無いのだけれど実証はしていない。下の写真が今回採用
する液晶とドライブ基板です。ドライブ基板は当初の計画では液晶上部に付ける予定でした。




しかしドライブ基板を液晶上部にあてがうとどうにも狭い。そこでJAMMA1号機でやった様に液晶内部に
セットして見ます。結果はカツカツですが何とかセット可能でした。それならばOSDボードと電源/RGB入
力はそれぞれ液晶本体の上部とサイドにそれぞれ付ける事にします。そうすれば独立した液晶モニター
としての使用が可能になり、応用範囲が広がります。と、文字で書くと簡単ですが実際の作業はメチャ
面倒でした。完成するまでに組んだりばらいたりを10回は繰り返した気がする。最後に液晶を固定する
金具を作って液晶裏カバーに取り付けます。




液晶は無事完了。なので次はコントローラー。組み込むI/Oボードは大型機用の物を採用。これも
そのままでは組み込めませんから一部カスタムします。まずアナログ入力コネクタ。これがあると
ボタンに干渉するし、アナログ入力自体使用しませんから取り外します。なおI/Oボードの下に取り
付けるボタンはセイミツ工業の薄型を使用してスペースを稼ぎます。次はI/Oボードの電源入力部。
これは本来日圧NHコネクタの縦型が付いているのですが、サイド出しに変更します。そうすると
コントローラーのケース外部からジカに接続が可能になって好都合です。なお電源入力は5Vと12V
があるのですが、12Vは照光式スイッチの電球用ですから未接続です。




さあ、これで後は音声だけだ、と思ったのですがここでハタと思い当たりました。「縦画面にも対応
出来たほうがいいのでは?」実はJVSの方は当初から横画面専用で考えており、縦画面には対応
しない計画でした。しかし一旦思い付くとどうも気になります。今更ですが縦に出来るか検討して見
ます。こちらのモニターは上に書いた様に単体での使用も可能にする為に、取り外し容易な構造に
してあります。液晶ケースの裏に固定用のナット付き金具を付けましたが、ナットはM6に対し取り付
け板金にはM5のネジが付けられており、ネジがあってもはめ込むだけの構造なのです。液晶の固
定は下に受け金具があるのと、上にネジで固定する金具があるのでそれで行います。今から対応
するとなるとそれらを利用する事になります。それで考えたのが下の写真。取り付け板金のM5ネジ
からロッドを出して液晶を前に飛び出させる構造。それで最初に作ったのが下の写真左のやつで、
それぞれのネジにねじ込んで取り付けるタイプ。それでやって見たのですが、固定がネジでは取り
付けの度にくるくる回す必要があって大変でした。なので差し込んでそのまま固定する方式に変更
しました。結果は若干安定性に欠けますが使用は可能です。まあオマケ機能ですねこれは。




後は音声です。まずスピーカーは手持ちの小型の物を使用。これもそのままでは取り付け出来ず、
奥行きを数ミリ削って取り付け。音声アンプはこれまた手持ちのDクラスアンプユニットをボリューム
裏に貼り付けてセットしました。





ついに完成です。早速起動実験をします。コントローラーのUSBケーブルはサイド出しUSBアダプタを
通じて接続。ゲーム基板とは電源、音声と映像、USBケーブルを繋ぐだけで接続は凄くラク。それで
起動結果はNAOMI、NAOMI-GD共にOK。映像もかなり綺麗です。しかし音声は・・・。う〜こりゃ今一。
まあ超小型簡易型のスピーカーだからなあ。




■ JVS用2号機の製作

1号機は動作は問題ありませんでしたが、ここで改良型の2号機を製作します。1号機を製作した後、
液晶を効率よく縦画面に変更する方法を考えていたのですが、使えそうな方法が浮かんだので試す
事にしました。そこで出てくるのが面倒な液晶のカスタムですが、1号機を製作する時に失敗した時
の事を考えて途中まで作った同じ物があるので今回それを仕上げて使用します。途中まで作ってあ
ると言いましても、LVDS配線の部分がまだなのでこの部分の信号線を調べなおして配線しなけれ
ばならないのですが、OSD、RGB入力の部分とかは出来ているのでまだやる気になります。下の
写真が考案した可動メカです。蝶番2枚と支え金具の組み合わせです。




で、早速液晶をセットして検証したのですがどうも今一。前に出した時はいいのですが収納時に液晶
がアタッシュケースのフタから5mm程度斜めに飛び出てしまいます。5mm程度の出っ張りなら他の部
分の調整で回避出来る可能性もあるのですが、最初から上手く作っておかないと後で後悔しそう。
製作も終盤になった頃「この部分が回避出来ていればなぁ・・」と思う事は多いですからね。それで今
回の方法はヤメて他の方法で対応するか、とも考えたのですが、結局現状の金具を極端まで削って
薄く畳める様にしました。液晶の可動メカが何とか決まったのなら次はそれの固定法。下は受け金具
があるからいいとして、問題は上。これも頭を悩ませましたが、結局液晶上部に開いている角穴に固
定金具を作って引っ掛ける事にしました。




液晶がOKになったのなら次は音声。1号機の音声が今一だったので何とかしたいところ。それで今度
はやや大きめのボックスを作り、マグネットの大きなスピーカーを鳴らす事にします。しかしこの判断は
まずかった。重要な案件をこの時点ではすっかり忘れていたのでした。なお音声アンプは1号機と同じ
Dクラスアンプを採用。




一方電源ですが、これも1号機と同じ。違いと言えば電源スイッチが1号機はトグルスイッチでしたが
今回はスライドスイッチなのとACインレットが付けてある点。ちなみにスライドスイッチはスーファミか
ら取った物でACインレットは初代プレステから取った物。要は廃物利用。写真ではゲーム基板用の
VLコネクタ以外にもDCプラグが多数出ています。これは後述する音声アンプが今一だった為、比較
用に後からどんどん追加したのでこうなっています。最終的にはもう一本増えています。




電源、液晶、スピーカーが揃いましたのでここでゲームを起動します。ゲームは無事起動して、まず
映像はOK。次に音声ですが・・・。悪い。1号機と余り変わらん印象。うーむDクラスアンプは電源電圧
がシビアらしいので試しに3.3Vに変更して見ます。結果は若干良くなった気がする程度で大して変わ
らず。なので違うアンプ基板から本機のスピーカーに接続して鳴らして見ます。すると劇的にいい訳
では無いのですがまだこっちの方がまし。そこでDクラスアップの使用は止めて別の物を新たに作り
ます。それが下の写真。しかしまだまだ悪い事に変わりはありません。そこでアンプの電源電圧を今
度は12Vにします。今までは5Vでしたがこちらのアンプは電源電圧が高めの方がいいのです。結果
はさっきの状態よりもう一つマシになりました。要はスピーカーの実力が今一なのでどうやっても大し
た結果にはならない感じです。もう音声はこれぐらいで切り上げてまた今後考えます。




※音声アンプその後ですが、Dクラスアンプは片チャンネルだといいのですがステレオだと激しく歪み
ます。これはアンプ基板を2枚使用して左右を別々に鳴らしても変わりませんので、入力部分に問題
があるのかも。それから作り直したアンプですが相変わらず音割れが酷い+キンキンと耳に突き刺さ
る音です。音割れは出力部分に抵抗を噛ましたところだいぶマシに。次にキンキンと耳に刺さる音は
高音が出すぎなので入力部で高音をカットした結果、何とかガマン出来る音に。でも低音爆音が強い
ゲームは相変わらず歪むし、そうでなくても単にボリュームを上げ気味にしただけでもやっぱり歪みま
す。原因究明法としては、まともなアンプを繋いでトーンコントロール実験を行えば本当にスピーカー
のf特性の問題なのかは実証出来るのですが、実証しても実装出来そうに無いのでやっていない。


お次はコントローラー。上の起動実験は別のコントローラー(I/Oボード)で行いました。こちらを完成
させると本来のアタッシュケースに組み込んだ状態で起動出来ますから、より扱いやすくなります。
これも構造は1号機と同じ。ただボタンは3ボタンなのとI/Oボードへの電源コネクタを4ピン→6ピンに
する変換を噛ませています。1号機の時はあまり考えなかったのですが、主催者の使っている他のシ
ステムが6ピンなので揃えた方が融通が利いて便利だと気付いて付けました。




で、各パーツが揃ったのでついにフタを閉じて見ます。すると・・・。フタが出来ません。何かがぶつ
かっています。原因はスピーカーボックス。横に長くしたのでレバー軸が当たるのです。・・・そうだ
った。レバー軸をかわす必要があったのだ。この事をすっかり忘れていた。良く考えたらレバー軸も
短いやつで無いと使えないのだった。対策としてはスピーカーボックスを作り直すかレバー軸を切
るかになります。幸い?レバー軸は長い物を用意したので切断してジョイント部分を取ったとして
も全体的な軸長さに影響は出ません。なので軸を切断、ねじ込んで接続する事にします。接続面
にはゴムのワッシャを挟んでガタ、緩みを防止します。




ここで再度フタ閉じにトライします。さすがに今度はスムーズに閉まりました。最後の加工として
コントローラー内部の配線を行えば終了です。




加工も完了したので改めてモニターの可変を行って見ます。スピーカーを付けた状態では初めて
なのです。可変動作はスムーズかつ簡単でした。自作メカとしては上々の方でしょう。しか〜し!
やっぱりここで思わぬ伏兵が。使用したスピーカーの磁石が重く、後ろに倒れてしまうのです。
なんてこったい!このスピーカーは・・・。重いわ音は悪いわ。いいとこ無しやん。なお下の写真で
はコントローラーの部分にバランスウェイト(鉄板)を置いて倒れないようにして撮影しています。




バランスウェイト込みの状態で畳んでアタッシュケースを持ち上げると、かなり重いです。これはバ
ランスウェイトを最適サイズにして対応します。下の写真左が用意したバランスウェイト用の鉄板。
これをアタッシュケースの取っ手の内側部分に付けてバランス取りにします。

本機は通常のレバーしか装備していないので、HIKARU基板のプラネットハリアーズ等、アナログ
レバーのゲームはプレイ出来無い訳ですが、起動確認だけなら本機だけで十分可能でした。それ
で起動実験をしていたところ、何かの弾みにスピーカーからバリバリノイズが入ります。これは音声
信号が無い時でも入るのでスピーカーの問題では無さそう。アンプは上に書いた様に12Vなのです
が、これは液晶モニターも同じです。しかし映像の方は全く問題ありません。電源が原因かどうか
は分からないのですが、念の為に電源を外からドライバーのケツで叩いて見ます。するとバリバリ
音がします。ムハ〜電源の不良っぽいです。そこで電源基板のパターンを良く見ると半田不良が。
(下の写真右)それでこの部分を修正したのですがまだ改善しません。電源のこの手の不具合は
コイル等、大型部品の半田クラックが多いです。なので怪しい部分を片っ端から半田し直します。
その結果バリバリ音は見事に改善しました。




なおJVS用ですがJAMMA用の様にシステム全てをアタッシュケース内に入れるのは今のところ
厳しいです。ACコードとかUSBケーブルは入るのですが、VGAケーブルがかさばる為です。VGA
ケーブルは特にスマートなやつを自作すれば入るかも知れないので、こちらもその内考えよう。

アタッシュケース型コントロールボックスの製作は完了しました。JAMMA用はちょっとしたプレイ
に大変便利です。上海とかついスイッチを入れて1プレイしてしまいます。一方JVS用は今のとこ
ろ起動確認に使用。







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