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ビッグマウスビリーバスを修理

友人が家に来て「昔、魚が動いて歌うおもちゃがあったやん。それが欲しいんや」と言いま
した。主催者も「そいうや昔、そんなおもちゃが色々あったな。腰を振って踊るサンタとか」
等と話していたのですが、最近はそれらジョークトイ系?の手の込んだおもちゃを殆ど見か
けなくなりました。調べて見るとそれらが多数出回っていたのは2000年ごろで、このページ
を書いているのが2013年ですから、すでに13年が経過しているわけです。過去にこれらを
おもちゃ屋やホームセンターで見かけた時は「なんか最近は楽しいインテリア系のおもちゃ
が多くていいのう」と思ってはいましたが、購入はしませんでした。まあ、あまりメカっぽく無
いですし、何よりこれらジョークトイはすぐ壊れるのが普通ですからね。友人の「もし良かっ
たらネットで探しておいてくれ」とのリクエストにより、探して入手したのがこのビッグマウス
ビリーバスです。もちろん?殆ど動かないジャンク品。で、今回は早速届いたビリーバスを
修理してみます。

入手したビッグマウスビリーバス


さて、届いたビリーバスですが意外と状態はいいです。魚本体はラテックス?か何かのラバー
製な訳ですが、これが溶けていたりボロボロになっていると、修理する価値があるのか疑問
ですからね。で、早速裏のカバーを開けます。

ベース内部


裏を空けるとバス本体はネジでガッシリ止っており、モーターがはみ出しています。まずは
ネジを外しますが中々ベースから外れません。バスとベースの間は布でマスクされており、
布にもはとめが打ってあってネジのボスにくぐっています。四角い押さえのプラを横に退け
たあと、布を外部に出してからバス本体を外します。

ベースから取り外し


何とかベースからバス本体を外しました。良く見るとベースのプラが溶けています。ラバー
の成分がプラを溶かした様です。しかしラバーは無事。プラが溶けた時にラバーまでくっつ
いて腐る、と言う事もありますからこれは逆に助かった、と言うべきでしょう。なお、ここで
よく見るとバスとベースの接続部の布はちゃんとバスの柄になっています。ううむ、なんか
感心したぞ。

バスとベースの接触部分が溶けていた


ベースから外したらバスのラバーから内部メカを取り出さなくてはなりません。これが予想
通りと言うかメチャ出しにくい。頭の方が内部メカの奥行きが短いですから、最初はそちら
から出そうとしましたが、どうにも抜けません。そこで仕方なくしっぽの方から抜く事に。
もう破ったる勢いです。ラバーの劣化が少なく弾力性が十分あったので、なんとか無事に
尻尾が抜けました。次は頭ですが・・・。抜こうとするとラバーが丸ごと引っ付いてきます。

内部メカ取り出し


頭が抜けない理由はこれ。下の写真中央に金色のイボイボパーツが刺さっていますが、
上あごのパーツに目玉のパーツが打ち込まれているのです。下の写真の緑の丸は本来
左目が付く部分なのですが、こちらは折れていました。幸い裏側にあたる部分なので特に
影響は無さそう。しかしせめて表側だけは固定されていた方が良さそうですから、最初は
元通りに戻せる事前提で抜けないか、と思ったのですがどうも無理っぽい。そこで改めて
見てみると、上あごの部分だけネジで止っている事が判明。この部分のネジを外すと、楽
に内部メカが抜けました。

ラバーと内部メカが固定されていた


下の写真左が内部メカを抜いたところ。いやーなんか手間取った。次はこの状態で動作
させて状態を確認してみます。すると・・・。モーターは問題なく動いている事が判明。
のもかかわらず動かんと言う事はギアのすべり、それもピニオンギアの可能性が高い。
そこで各ギアボックスを分割します。あごと尻尾のメカは同じ物(共通品)の様です。

内部メカ取り出し完了


下の写真は胴体部のメカ。これが動くとバスがベースから頭を起こす訳です。予想通り、
モーターのピニオンギアが割れています。本来9歯のギアなのですが、手持が無かった
ので多数出回っている8歯を取り付け。モーターの初段なので影響は少ないだろう、と
思っていたのですが、全く問題なく使用できました。しかしこの部分、頭を起こすのはモ
ーターの力です。しかし戻るのはスプリングの力。つまり頭を起こしている間はモーター
に電気が加わり、しかもギアはロックされている状態な訳です。無茶な使い方だなあ。

ピニオンギアが割れていた


次は尻尾。こちらはギアは割れていませんでしたが、モーターの軸が滑ってギアが回り
ません。先ほどと同じく動かすのはモーター、戻すのはスプリング。こちらのギアは10歯
を使用しています。先ほどと違いギアの軸部分の肉厚が厚い為、割れる事は無かった
が、代わりバカになった模様。こちらのギアは同じ10歯があった為、そのまま交換。

ピニオンギアが滑っていた


とりあえず故障部分は修理しました。しかし一番面倒な元通りに組み付け、と言う作業が
残っています。まず上あごを内部メカに取り付け。それから次はスポンジを付けますが、
本来はグルーガン(ホットボンド)で付いていますが、主催者は持っていないのでマスキン
グテープで巻きつけます。ただのワタなので問題ないだろう。次はバスの中に内部メカを
戻しますが・・・入らん!

組み込み作業


ベースから線が繋がっている事もあり、非常に作業がしにくい。何とか入れたとしても、
もしモーターの線が切れたらもう一度やり直しです。これは絶対に避けたい。そこでベー
スと繋がっている線を切断して作業する事に。頭の部分はネジ止めですから当然先に入
れます。そうなると長い尻尾のメカを後から入れる訳ですが、そりゃあもう先ほど以上に
破ったる勢い。何とか入れてから思ったのですが、尻尾メカと胴体メカの接続はバスの
中に入れてから出来たのでは?と言う気がしました。もう入ったからいいのですが。

組み込み完了


さて最後にベースに取り付けです。これも取り付け開口部が狭く、何度もガシガシやって
いる内に入りました。しかしジョークトイ系の組み付けは例外なく面倒だ。何かこう、絶妙
な技があるに違いない。その割りに壊れやすいし。一発勝負の設計だからだろうか?

ベースに取り付け


さて、組み付け後動作させると問題なく動作。ピニオンギアの差もまるで感じません。
逆にギア比が大きくなりましたから、メカには優しいかも。早速友人に連絡。いつまで
持つか分かりませんが、暫くは問題ないでしょう。

動作が直ったビリーバス




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