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コンパクトファミコン


旧赤白ファミコンを入手した主催者は汚れを取るため、まず分解してクリーニングを行いました。
内部の基板はキレイになり動作確認も出来たが問題は外観。ケースの変色までは元には戻せない。
塗装して白くする手もありますが、これだってその内カドとかイジェクトの部分から塗装がはげてくる。
そこで!この際ケースを作り直しなるべくコンパクトにすることにしたのがこのファミコンだ。



ケースは透明アクリルを使用してスケルトンに。カセットは横向きにセットする様にして、上部への
出っ張りを少なくします。カセットを刺すコネクター(青いやつ)も、両耳を少し短くして横幅を
ぎりぎりまで狭めます。まあ横幅はカセットのサイズで決まってしまうので限度があるのですが。



カセットを横にセットする場合、カセットのタイトルが上から見えた方がいいです。そうなると、
ファミコン基板を裏向きに取り付けた方が線の引き回しがいいので、裏向きにセットします。
さらにファミコン本体後部には、小さい基板が付いています。これはRFモジュレーターと電源部。
ビデオ出力にすればこの部分は省略できるので、その分奥行きが小さくなって好都合。



ビデオ化にする場合、ビデオ出力回路が必要になりますが、回路は出力コネクタの部分に空中配線で
組み付けました。別に基板をつけるとダサくなりそうですし、簡単な回路なので問題なく収まりました。



このファミコンはコントローラーが付いていません。手前に穴が2つ開いていますが、本来ここから
コントローラーが出ていました。しかし・・本体はコンパクトにしたのに、コントローラーが出ていると
ジャマ!!それに主催者は外付けのジョイスティックをいつも使用するので取っ払ってしまいました。
どうせならコントローラー(パッド)もスケルトンで作りたいところだが、あまりに面倒なので放置中・・。



さて、こうなると後は電源だけですが、5VのスイッチングACアダプタを使うとそのまま接続できます。
最初はその様に製作しましたが、その場合、他のファミコンとの共用ができなくなってしまいます。
これでは不便なので、後から普通のファミコン用が使える様に変更しました。
ファミコン用の純正アダプタは約10V程度の電圧があります。ファミコンの回路は5Vですので、-5V
程度電圧を下げる必要があります。そうなると・・・。ものすごい発熱。仕方なく大きな放熱板を
内部につけるハメになってしまいました。ちなみにこちらも空中配線です。



コンパクトファミコントップ