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フラワーロックを修理

前回ファービーを修理しましたが、今度はそれより10年古いフラワーロックを修理します。
フラワーロックは、音楽に合わせてひまわり等の植物が踊る、と言うTOYで当時大ヒット。
どれぐらいヒットしたかと言いますと、おもちゃ屋以外の店(喫茶店、本屋、駅のキオスク、
露店など)そこら中で売られていましたし、鉢植えの絵が雑誌に掲載されると「おもちゃ屋
の店頭によくいるやつか?」等とコメントが付く始末。そんなフラワーロックですが今では
まるで見かけません。もしかしたら珍しくなってしまったのかな。そこで今度はボロボロの
フラワーロックを修理します。

フラワーロック 修理前

具体的にボロさ加減を申しますと、まず動きません。それから葉っぱがくしゃくしゃです。
サングラスを止めているゴムひもはのびています。まず最初に動かない原因を探ります。
本体をばらいて見ると、マイクとアンプ、モーターが入っています。マイクで拾った音声を
アンプで増幅、スピーカーの変わりにモーターを回す仕組みです。モーター軸の先に針金
が繋がっていて、これが植物体の茎になっています。この針金が曲げてあるためにウネ
ウネと踊る訳です。この手のメカの故障原因は、モーターの固着かアンプ又はマイクの
不良と思いますが、実際は電源スイッチのサビによる接触不良でした。スイッチを分解し
てサビを取ったらアッサリ復活。下の写真右の赤いやつです。

フラワーロック 内部メカ

動く様になったところで、次は葉っぱの修理。葉っぱは特殊加工したベルベット地の様な
布で出来ています。当初葉っぱは丸ごと作り直しか?と思っていたのですが、取り外して
水洗いしたところ、原型は留めていたので何とか使えそうです。ただ、水に浸けたら茎に
留めている針金から外れてしまいました。更に針金には薄緑色のコーティングがされてい
るのですが、これは薄い紙を巻いただけの様で、水につけると溶け始めました。急いで水
から引き上げ、木工用ボンドで固定します。その後葉っぱを乾かすと、ギターを止めていた
安全ピンの穴がたくさんあり、しかも穴が広がってきています。



実際にこのフラワーロックを動作させると、激しいダンスに驚きます。1秒間に5mm以上
鉢ごと前進してきます。これは頭のひまわりが重い事と、ギターもプラの塊で重い事が
原因と思われます。それで葉っぱがギターに振り回され、ぼろぼろになった様です。
こんなぼろっちいのもう要らん!捨てる。ポイ!!この様なコンボで現存数が減ったの
では?と、勝手に想像した主催者は葉っぱの損傷を防ぐため、茎にギター固定治具を
作って付けました。一方、サングラスを止めるゴムも伸びて交換が必要なのですが、適
当な手持ちが無かったので、これはそのまま裏で縛っておきました。

フラワーロック ギター固定



さて、フラワーロックは他にも持っています。こちらはガーベラ。これは問題なく動作。
しかし葉っぱがぼろいので、これも外して水洗い。こっちのベルベットは水に浸けたら
フチがほつれてジャギジャギに。これは鋏で整形します。案の上、針金も取れてしまい
ましたが、葉っぱのほつれに気をとられている内に、針金のコーティングの一部が溶け
て無くなりました。幸いこちらは白色なので、ティッシュを木工用ボンドで貼り付けます。



ガーベラのダンスはおとなしめで、鉢ごと前進したりはしませんが、なにやらクネクネと
怪しい(若干キモチワルイ)動きです。こちらはギターも小型で軽いので、安全ピンで
葉っぱに止まっているだけです。

フラワーロック ガーベラ



さて、フラワーロックはもう一丁持っています。こちらは水仙。これは入手時からずっと
未開封のままです。今回初めて開けて動作を確認しようかとも思いましたが、もう面倒
になってきたのでこのまま仕舞っときます。

フラワーロック 水仙 ガーベラ ひまわり



さて、フラワーロックは2008年ごろ新型が発売されています。その名もフラワーロック2.0
主催者も一つ購入しました。新型のフラワーロックはよりスペースエイジなデザインです。

フラワーロック2.0

今度のはクネクネと踊るだけでなく、全体がピカピカ光るなど高機能になっています。
しかし前作ほどヒットはしなかった様です。理由ですが、おそらく表情が無いとか、
部屋が暗いと相当ハデなのですが、逆に明るいと思いっきり地味な物体?にしか
見えなかったのが原因では?と思います。




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