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クーソーCMを実践

下の写真はファミコンのチラシです。昔は色々なメーカーの物が結構あったのですが、
現在ではナムコの物が少しあるだけになってしまいました。



ナムコのCMで結構有名だったのが、下の写真のもの。”クーソーしてから寝てください”とか、
”クーソーは頭のコヤシです”と言うコピーが話題になったやつです。主催者はどちらかと言うと、
CMで使われているTVの方に釘付けになりました。この不思議なデザインのTVはなんだ?と
思っていました。CMを見てから10数年後に同じTVを入手するチャンスがありました。




TVはアメリカはフィルコ社の”プレディクタ”と言うTVでした。とりあえずTVを入手してみたものの、
製造年は1959年とやたら古く、とにかく故障が多くて参りました。入手から3日後に早くも故障。
その後は半年に一度程度しか電源ONしないのに、そのたびに自然に壊れていました。
抵抗やコンデンサをワンパッケージにした複合部品が弱いのです。それらは単品部品で同じ回路を
作って取り付けました。それ以外にも整流用ダイオードやオイルコンデンサ、ソリッド抵抗などが
順に壊れ、最後にはフライバックトランスの端子板がレアショートで燃えてきました。この時はもう
修理を諦めようかと思いましたが、念のため端子板をガラスエポキシでそっくり作って入れ替えたら
あっさり改善しました。その後は、もう修理などと言う気の重い作業はなるべくしたくなかったので、
思い切って電解コンデンサ系を全部総取っかえしておきました。その後はやたら調子が良かったの
ですが、今回撮影のため電源を入れたら、またまた映らなくなっていました。しぶしぶメカを
見てみると、以前自分が取り替えた部品の半田が取れていました。いやはや。



それで映したのが下の写真です。チラシではカラーですが、本物は白黒です。色が無い分はクーソーで
補います。スターラスターのCMで出てきたカラーデザイン機能はあまり意味が無いですね。



このTVにファミコンを映すためのシステムが下の写真です。電源は117Vなので、スライドトランスで
昇圧します。入力はUSチャンネルのアナログアンテナ入力しかないので、対応したRFモジュレーター
でアンテナに入力します。RFモジュレーターにはビデオ入力と音声入力がありますので、ゲーム以外
のDVD等も映すことが出来ます。

クーソーCMを実践

内部は真空管なので高温になるのですが、真空管でも冷やした方が機器には良いので、
TVの裏板にクーリングファンをつけてあります。この配線も追加になってます。






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