色々な液晶モニターにゲーム基板を映してみる
前回はダービーオーナーズクラブに使用されていた24インチの液晶モニターでゲーム基板の
プレイ環境を整えました。今回はそれ以外のモニターでゲーム基板を映す実験をしてみます。
液晶モニターの映像入力は31khzが普通なので、アップスキャンが必須なわけですが、主催者
が持っているXRGB-1を2種と、中華製と思われるアップスキャン基板を3種を引っ張り出してき
て比べてみます。下の写真が以前にも紹介したXRGB-1です。DIPスイッチの数が異なります。

次に中華製のアップスキャン基板ですが、過去に使っていた液晶モニターに映すと画像が若干
荒く、XRGB-1の方が綺麗に映りました。そのためアップスキャン装置としてはあまり使用せず
主に色差信号入力用として使用していました。そのため”色差変換基板”と言う呼称で当ページ
では進めますのでご了承願います。(ちなみに現在メインの24インチモニターでは、画質の差は
あまり感じません)
下の写真が3種の色差変換基板です。左からaitendo製と最も安価な中華製2種です。基板を
見る限り同じ様な構成です。実際、性能がどの様に異なるのか良く分かりません。とりあえず
気付いた点を申し上げますと、aitendo製のものは同期信号の入力回路が他の2点と異なって
いる様で、前回サイバリオンを映すと徐々に画面が白くなってきましたが、aitendoの物は白く
なりません。実は他2点の色差変換基板でも裸のまま使用すると白くはならないのです。しかし
ケースに組み込むと白くなると言う困ったやつです。それ以外で気付いた点は、写真右の物が
ファームが一番新しい様で、くにおくんを映した時の安定度が他のものよりいい時があります。
これも配線の引き回しで変化する様な感じで、はっきりした事は分かりません。
自作15インチモニターに映してみる
まずは自作の15インチモニターです。これは液晶パネルのみの物に、別途ドライブ基板
を付けてモニターとして使える様にしたもの。液晶自体の入力信号はLVDS。このままで
は使用出来ませんから、aitendoでLVDS信号に対応するドライブ基板を購入して一般的
なアナログRGB入力に対応させました。このドライブ基板にはアップスキャン機能は付い
ていないので、基本31khzのみの対応になります。当時aitendoのラインナップにはアップ
スキャン機能付きの物もありましたが、外付けで色々なアップスキャンコンバーターを試す
事が出来る単機能タイプの物を選んで使用しています。
さて使用したドライブ基板ですが、GENESIS社のコントローラICが使われており、これが
高性能なためだったのか、規格外の信号でも映してくれました。ドライブ基板のスペック
表では31khzからなのですが、実際には24khzの信号もそのまま表示可能でした。なお、
GENESIS社のコントローラICの生産終了に伴い、このドライブ基板の販売も現在では
終了しています。
サイバリオン
まずは24khzのサイバリオン。上にも書きましたが24khzがそのまま表示可能です。
一応アップスキャンしてどうなるか見てみました。アップスキャンでうまく表示できる
場合もある様ですが、そのままで表示できるものは加工しない方が綺麗に映ります。
| そのまま入力 |
XRGB-1 3Pタイプ |
XRGB-1 4Pタイプ |
色差変換基板 |
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| 綺麗に映る |
2列に映る |
ノイズのみ |
白くなったりで不安定 |
R-TYPE
XRGB-1の3Pタイプだと問題なく映りますが、良く見ると画面に縦線が入っています。
一方、4Pタイプは画面は綺麗なのですが、下のゲージが映りません。色差変換基板の
同期入力に180Ωの抵抗を付けたタイプが一番いい様です。
| XRGB-1 3Pタイプ |
XRGB-1 4Pタイプ |
変換基板のアップスキャン |
変換基板+180Ω |
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| 僅かに縦縞がある |
綺麗だがゲージが無い |
画面がぶれる |
綺麗に映る |
エキシディ サーカス
さて、前回の表示実験でもなかなかうまく映らなかったエキシディのサーカスです。これを
XRGB-1経由で繋ぐとアッサリ表示!画面下側が切れていたので、モニターのOSDボタン
で表示を上にスクロールさせると・・・。下の画像が無い!!そこでXRGB-1を3Pタイプに
換えるとうまく映りました。上のR-TYPEでもそうですが、4Pタイプは垂直方向の表示範囲
が狭い様です。
| XRGB-1 4Pタイプ 調整前 |
XRGB-1 4Pタイプ 調整後 |
XRGB-1 3Pタイプ 調整前 |
XRGB-1 3Pタイプ 調整後 |
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| 上のスコアも切れている |
下画像が無い プレイ不可 |
上のスコア表示もあり |
下画像があった!プレイ可能 |
富士通製15インチモニターに映してみる
次は富士通製の15インチモニターです。このモニターの中を覗いてみると、上の自作
モニターと同じGENESIS社のドライバICが付いています。これは期待できそうです。
サイバリオン
最初はサイバリオン。残念ながら24khzの信号は受け付けませんでした。色差変換基板
に関しては、いつもの様にだんだん白くなります。aitendoのものだとうまく表示できます。
| そのまま入力 |
色差変換基板 |
XRGB-1 4Pタイプ |
XRGB-1 3Pタイプ |
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| 何も映らず |
だんだん白くなる |
何も映らず |
アウトオブレンジ |
R-TYPE&グレート・ラグタイム・ショー
ううむ。このモニターはXRGB-1との相性は悪い様です。画像は出るのですが、OSD
表示が出たまま消えません。OSDの操作自体も出来ませんから、各種調整も不可能
です。下の写真のゲーム以外では、くにおくんでも同じ結果でした。その代わり、色差
変換基板との相性はいい様です。
| XRGB-1 3P&4P |
色差変換基板 |
XRGB-1 3P&4P |
色差変換基板 |
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| OSD表示が出たまま |
綺麗に映る |
OSD表示が出たまま |
綺麗に映る |
エキシディ サーカス&プリルラ
エキシディのサーカスとタイトーのプリルラです。サーカスに関してはXRGB-1の時は
上のR-TYPE等と同じで、OSD表示が出たまま。色差変換基板では殆ど表示されず。
プリルラは両方で綺麗に映りました。なんか色々なパターンがあるなぁ。
| XRGB-1 3P&4P |
色差変換基板 |
XRGB-1 3P&4P |
色差変換基板 |
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| OSD表示が出たまま |
破片が映っているのみ |
綺麗に映る |
綺麗に映る |
イーヤマ製17インチモニターに映してみる
次はイーヤマ製の17インチモニターです。このモニターはジャンク品でした。ジャンク内容は
バックライトの点灯不良。こう言うのは冷陰極管の不良か、バックライトインバーターの不良
だろう、と気楽に考え入手。実際に動作させて見ると、電源投入時に一瞬画面が映るだけ。
とりあえず分解です。なんかネジが多数欠品しているし、カバーの爪も折れています。
金属部分に傷等もあります。過去に誰かが分解を試みた様です。
インバーター基板をよくよく見てみると、ジャンパーワイヤーが一本欠品しています(J8)。
しかしこの状態がデフォな場合も良くあります。そこでパターンの行き先を調べてみると、
すぐに冷陰極管に繋がっています。どう考えても必要な配線です。そこでジャンパー線を
接続して見ると、アッサリ点灯。てか初期不良かよ。しかし直ったのはいいけれど、画面
上部が暗い。無理して点灯してたんだろうな。そこでバックライトの交換をして見る事に。
まずは液晶パネルを分解します。ガラス基板とバックライトの散光部に分かれます。
バックライト(冷陰極管)の取出しです。中々取れないと思ったら、ライトの根元と
やや端の方でネジ止めされていた。
使用している冷陰極管はΦ2.4mmの物。これが実に折れやすい。ガラスでは無く
そうめんが付いているぐらいの感覚でやる必要があると思う。
よし光った。これで一安心。元通りに組み立てますが、組み立て時に液晶のガラス基板
とバックライトの散光部分の間にチリやホコリが入ると、点灯時に影になって見苦しいの
で注意が必要です。まあ、白一色の画面で無い限りそうそう分かりはしないのですが。
とりあえずホコリ払いのエアダスターはあった方がいいです。
なぜそこまでして直したかと言いますと、このモニターは24khzがそのまま映ったのです。
画面の明るさの方はと言いますと、だいぶ良くはなったが、驚くほどの改善は無かった。
視野角もそう広くは無いタイプの様です。しかし発色は非常に綺麗です。
サイバリオン
最初はまた24khzのサイバリオン。視野角がやはり狭く真正面からでは上の方が少し暗い。
しかし画像は非常に高精細な映り。なお、XRGB-1の4Pタイプは全く無反応でした。
| そのまま入力 |
色差変換基板 |
XRGB-1 4Pタイプ |
XRGB-1 3Pタイプ |
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| 綺麗に映る |
だんだん白くなる |
何も映らず |
アウトオブレンジ |
くにおくん&グレート・ラグタイム・ショー
次はくにおくんとグレート・ラグタイム・ショー。色差変換基板とXRGB-1の3Pタイプでは
綺麗に映ります。しかし4Pタイプは今回も全く受け付けませんでした。(写真も省略)
どうやらこのモニターは、XRGB-1の4Pタイプとは相性が悪い様ですね。
| 色差変換基板 |
XRGB-1 3Pタイプ |
色差変換基板 |
XRGB-1 3Pタイプ |
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| 綺麗に映る |
綺麗に映る |
綺麗に映る |
綺麗に映る |
メルヘンメイズ&プリルラ
XRGB-1の4Pタイプがあまりに映らないので、壊れているのか気になってきました。
そこでナムコのメルヘンメイズとプリルラで映るか試してみる事にします。
結果は良好。モニターにとって無難な同期信号の基板はやはり問題は無い様です。
| XRGB-1 3P&4Pタイプ |
色差変換基板 |
XRGB-1 3P&4Pタイプ |
色差変換基板 |
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| 綺麗に映る |
綺麗に映る |
綺麗に映る |
綺麗に映る |
エキシディ サーカス
ここまで来たら最後はやはりエキシディのサーカスです。これがうまく映ったら自作品のやつ
以来になるのですが・・。結果は今までに無いパターン。色差変換基板では、今まで表示され
なかった部分のみが映ると言う変わった結果に。しかしXRGB-1の3Pタイプではプレイ可能に!
| 色差変換基板 |
XRGB-1 4Pタイプ |
XRGB-1 3Pタイプ |
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| スコア部のみ映る |
何も映らず |
映った |
今回はあまりにも色々なパターンが出て驚きました。XRGB-1の3Pタイプと4Pタイプで
これだけ映りに差が出るとは、以外な結果です。使用するモニターによってある程度
構成を決めておくのが良さそうです。
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