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ライティング

照明器具のほか、光を発する装置の自作品です。


■ サウンドライト

こちらは音楽に合わせて幾何学模様に光るサウンドライトです。写真の物は発光素子に
LEDを使用したタイプ。高輝度のLEDが登場して、このタイプが製作可能になりました。



音楽に合わせて光ると申しましても、スピーカーからの音圧を内蔵マイクで拾っているだけ
なので、特にリズムに合わせて光るとかでは無いのですが、それでも十分音楽に合わせて
光っています。光り方はランダムです。毎回違ったパターンが現れます。また、感度を上げ
ると、音が無くてもひとりでに光りますので、インテリア照明として使用出来ます。



こちらは’80年代中期に製作したもの。こちらは発光素子に電球を使用しています。当時の
LEDは低輝度で、透明色でない乳白色等の樹脂の裏から照射しても、殆ど光っている様には
見えませんでした。当時のLEDの主な用途はアンプのレベルメーターとかラジオのパイロット
ランプ等、それほど輝度が必要ない用途限定でした。ある程度大きな面積を光らせたいのな
ら、電球を使う必要があったのです。



こちらは内蔵マイクの他、ライン入力も可能にしてあります。回りの雑音をさえぎり、音楽
だけに反応させることが可能です。それ以外の性能はLEDタイプと同じですが、コストは
倍ぐらいかかってしまった。電球を光らせるためには別にアンプ回路が必要ですし、電球
とそれをセットするブラケットも各々15個必要なためです。ただ横から見た場合、発光部
が立体的に飛び出ているのでこのあたりは高級感があるかな?と思っています。





■ ペンダントライト

部屋の主照明です。照明器具に使えそうな丸いケース(中古)を売っているのを発見した
主催者はこれを入手、主照明にしてみました。この形からまず思い浮かべるのは、ボール
電球を使った照明です。しかしそれでは良く見かけるタイプで面白くありません。そこで
ここは一つ、ねじり管タイプの蛍光灯にしてみました。



入手時、内部には電球ソケットが付いておらず、本当にケースだけでした。そこでホーム
センターでソケットを買って取り付ける訳ですが、丁度良いものが中々無くて困りました。
ランプを取り付けた時に、丁度ねじり管の部分のみが外部に出る様にしたかったのです。
迷った結果、ソケットからリード線が直に出ているタイプの物をあてがうとこれがピッタリ。
取り付け法を工夫して、何とかセットする事が出来ました。それ以来、部屋の主照明に
なっています。





■ シーリングメダリオンの製作

上で製作したペンダントライトの根元の部分に、化粧座をつけてはどうだろう?と主催者は
ずっと思っていました。化粧座とはシャンデリアの基部に付く装飾の事で、下の写真の様な
物です。最近は化粧座よりも”シャンデリアベース”とか”シーリングメダリオン”の方が一般
的な様です。本来クラシックなシャンデリアに付ける物なのでシャンデリアベースと言う名も
あるのですね。その様な訳で売られている物もほぼクラシックスタイルです。今回取り付け
るのはスペースエイジ系なので、それに似合うデザインで無ければなりませんが、市販品で
その様な物はまず無いので自作するしかありません。ただ本当に自作するとなると、かなり
大変そうなので実際の製作は延び延びになっていました。しかし今回ついに実行しました。

シャンデリアベース

まず最初に化粧座の形を決めます。とりあえず外形の形を多角形か丸型かで考えると、断然
丸型が好みです。また、取り付け方も天井に貼り付ける方法と、天井に穴を開けてはめ込む
方法があるのですが、はめ込む方がよりスペースエイジ的な雰囲気になる気がします。それに
はめ込む方が天井からの圧迫感も減って好都合です。しかし製作の手間を考えると丸型とか
はめ込みは手間が掛かって大変なのですが、どうせ作るなら理想通りに実現したいものです。

丸型に製作するには当然材料を丸く切り出さねばなりません。これには木工用ルーターを使う
事にしました。ルーターを使うと、切り出した木材の縁取り加工も同時に出来るので好都合。
その為には、まずルーターで丸く切り出すための治具作りから入ります。治具はアルミ材に穴を
開け、ステンレスの棒を通して作りました。要は同心円上で回転切削できればいいわけです。

ルーター用円定規

治具が出来たら早速加工。ぐるんぐるん回します。ふむ、思ったよりラクだ。

ルーターで円加工

日が暮れてしまった。殆ど貫通する一歩手前まで削り込んだら、外周から外していきます。
下の写真右が出来たパーツ。外側の細いのと中心のパーツを使い、中間のは使いません。

シーリングメダリオン枠切り出し

次に細長い鉄材を曲げて、先ほど切り出した木枠を接続するアングルを作ります。細い木枠
の方には、鉄のベロがはまる分だけ掘り込んで、取り付けた時に平らになる様にしています。

シーリングメダリオン枠金具

木枠を合体させました。2つの木枠の間はプラスチックのパーツでカバーしますが、その前に
ボール紙で原寸大の型紙を作り、具合を確かめます。プラスチックの加工はやや面倒ですし
切り出してからサイズが合わない等のミスが出ると痛いですからね。

シーリングメダリオン枠

型紙を元にプラスチック板を切り出しました。白い0.5mmの物と乳白色の1mmの物を重ねて
取り付けます。白いパーツには窓がたくさん開いていますが、これの内側に乳白色のパーツ
を取り付け、乳白色部分を発光させると言う魂胆です。この時点で木枠の塗装も行います。



いよいよ木枠にプラスチックパーツを組み付けます。まず窓付きの白いパーツを組み付けま
すが、その前に発光時に光が漏れない様に白いパーツの内側にアルミテープを貼っておき
ます。白いパーツを取り付けたら、その上から乳白色のパーツを取り付けます。取り付け後
は隙間やゆがみが出ない様に鉄アングルを曲げて調整します。下の写真右が外観のみ完成
した化粧座。う〜むスペースエイジ的だと自分では思っているのですが、いかがでしょうか。

シーリングメダリオン本体組み立て

さて、次は発光の為のパーツを用意します。今回は白色LEDを使用する事にしました。大型
のリング蛍光灯が使えるとラクなのですが丁度合う物が無く、そうなると窓の部分にずらっと
電球等を並べるしかありません。しかし電球では真っ白な発光は難しい。(今回は真っ白な発
光色が良かったのです)ジャンク箱を見たら幸い白色LEDが付いたフレキシブル基板があり
ましたので今回はそれを使用します。点灯させて見たところ、駆動電圧は12Vの様です。各窓
毎に一つのユニットを付けるのなら、ついでに駆動回路も作って光がくるくる回る様にします。

光源が白色LEDに決まったところで、次にLEDユニットの取り付け法を考えます。実験の結果
乳白色のプラから27mmほど放すといい具合に光る事が分かりました。それも踏まえて考えた
末、枠を支えているアングルに金属の輪っかをはめ、輪っかにLEDユニットを取り付ける事に
します。輪っかはパンチングメタルで製作。加工が容易でGOODです。

シーリングメダリオンLED取り付け枠

輪っかにLEDユニットを取り付けます。取り付けが完了したら、LEDの光が隣の窓に漏れない様
に遮蔽を作って取り付けます。この手のメカは光漏れを防ぐ事が見栄えを良くするポイントです。

シーリングメダリオンLED取り付け

ここで光をくるくる回すためのシフト回路を作ります。点灯の仕方ですが、窓が全部で16個ありま
す。これを一つずつ順次点灯させるとすると照明器具としては暗い。それならば逆に全部点灯さ
せて一つだけ消灯させると言う手もあります。どちらにしろ光が一つくるくる回るのはなにか地味
な気がしてきた。そこで2つの消灯がくるくる回る事を考えますが、この際、4つの消灯がくるくる
回るパターンで行く事に決定。4つの消灯がくるくる回ると言う事は4×4=16なので4段のシフトで
良いと言う事になり、回路も簡単になります。もしこれが1つの光もしくは消灯がくるくる回るとする
と、16進のカウンタが必要になり、駆動パーツも16個必要になるところです。まあ、それを実行す
ると天井でルーレットが出来ますが、まずやらんし。回路はロジックにアンプIC(ランプドライバー
と呼ばれる物)を接続して更にリレーを介してLEDユニットを点灯させています。ランプドライバー
で直に駆動もできそうなのですが、一応リレーも付けておきました。・・・ところが実際に動作させる
とリレーがカチカチうるさかった。う〜む。やっぱリレーは取っ払おうかとも思ったのですが、逆に
この音が’70年代=スペースエイジっぽいのでは?と都合よく思い直し、このままでいきます。

さて下の写真中と右が実際に動作させたところです。動作させてみて分かったのですが、16個の
内の4つの回転は光源数に対して荒い様で、シフトが遅いと回転している様に見えない、と言うか
右回りか左回りか良くわからん。う〜む。やっぱ2個の回転の方が良かったかな?とりあえず速度
を調整してうまく見える様にします。しかし床に伏せた状態で動作させると、何か怪しい装置に見え
る。だれもいない自宅に帰って、床でこんなのがくるくる回っていたらかなりびびるよ。

シーリングメダリオンLED配線

装置は完成しましたので、いよいよ天井に取り付けます。ルーターを天井にセットして天井の
石膏ボードに穴を開けます。直径はφ47pほど。加工はそれほどでもなかったが、自分も含
めて部屋中が石膏ボードの粉で真っ白。暑い季節の為、隣の部屋の入り口も開けてあったの
だが、その為に隣の部屋まで真っ白になってしまった。穴あけより掃除の方が大変だった。
石膏ボードを切り取りましたら天井の桟も切り取りますが、切断するとその部分が弱くなります
から、屋根の構造材から補強を付けておきます。更に電気配線もこの時行っておきます。

天井穴あけ

いよいよ取り付けです。補強のおかげで自分が乗っても平気です。取り付け後、シフト基板と
本体にプチプチでカバーをかけておきます。断熱材を元通りにかけて取り付け完了です。

シーリングメダリオン取り付け

最後にペンダントライトを取り付けて完成です。ペンダントライトは元々引っ掛けシーリング仕様
でしたが見た目がダサいのでジカ付けにしました。早速動作させてみると、あれほど大きかった
リレーの音がプチプチのおかげで全く聞こえません。良かった様な残念な様な?

いや〜天井の加工→取り付けは手を付けた日の日中に終わらせないと照明なしの夜が来ます
からどうなるかと思いましたが、とりあえず終わって一安心。かかった日数は10日ほどでした。

スペースエイジ シーリングメダリオン


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