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プログラムタイマー

プログラムタイマーです。この装置は一週間の内、好きな曜日の好きな時刻に自由に電源を
ON、OFF出来ると言うものです。セットはたしか20回程度まで可能だったと思います。
用途はFMラジオを自動で起動させて目覚まし代わりとか、テープデッキと組み合わせて、
FMや海外の短波放送を自動で録音する等が主な使用法でした。メーカーからも留守録音用
タイマーは出ていましたが、メカ式(アナログ時計の回りにピンを刺してセットするタイプ)
が一般的でした。その時代の雑誌にこの装置の製作記事が掲載されたのです。記事掲載号の
グラビアにメーカー製のプログラムタイマーの紹介が同時に掲載されていたのが印象的でした。



グラビア掲載のメーカー製の方は出力(ACコンセントのチャンネル数)が2つだけでした。
自作記事の方は、コストなど度外視ですから、ICが持っている全ての出力(4チャンネル)を
使用しています。リレーがひとつに付き2つの接点を持っていますから、出力コンセントは
8つになります。作例では9つ付いていますが、これは製作時に音声リレーを組み込んで
タイマーとは別に音でON、OFF出来る様に回路を追加したためです。さらにオマケでリレー
がONすると音声で告知する回路も付け足しました。一応音声はOFF出来る様にしてあります。
実際のところ、OFFのままでONしたことはありませんでした。ほんとにオマケでした。

雑誌に製作記事が掲載されたのは大昔なのですが、実際に主催者が製作したのはずいぶん
時間が経過してからの事です。当時は製作技術もないし、なにより使用するオーディオ機器が
ありませんでした。しかしオーディオ機器が揃ってくると、留守録音がしたくなります。
そこで昔の雑誌を引っ張り出し、製作する事にしました。パーツの見積もりをパーツ屋に出して
もらったところ、なんとメインのLSIより、LSIのソケットの方がはるかに高額になっていました。
”時代が変わったなぁ”と、思ったものです。さて、本機のデザインですが、ラックの一番下に
本機を置いた時に、手を突っ込んでボタン操作が出来るように考えたらこうなりました。



操作パネルです。ボタンの数はもっと少なくてもいいのですが、操作性を考えて共用ボタンを
廃止したらこうなりました。内部のスイッチ自体はタクトスイッチが使われており、その上に
アクリルパネルを被せてあります。ボタンのキートップはホームセンターで買ってきた太鼓釘を
白く塗装したものです。






プログラムタイマートップ