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カプセラとの出会い

■ カプセラ入手

主催者がカプセラを知ったのはTV-CM。1975年のこと。偶然見かけたカプセラのCMを見て、あま
りのメカッぽさに釘付けになりました。あのCMをもう一度見たい!と言う衝動に駈られましたが、
残念ながら目にすることは殆どありませんでした。唯一このCMが見られるのが木曜の午後8時45分
ごろでした。とにかくカッコイイカプセラのCMが見たかったので、その時間帯になるとTVに張り付
き、CMが始まるのを待っていました。なお番組自体は普通のドラマだったと思いますが、まるで記
憶にありません。そんな中、親戚の方から好きなオモチャを買ってやるよ。と言う信じられない申し
出が!そしてめでたくカプセラKC-500を入手したのでした。

カプセラ冊子

カプセラは玩具なので当然おもちゃ屋にある訳ですが、その後は三菱鉛筆の強みを生かし?文具店
でもキラ星のごとく展示、販売されていました。

■ カプセラ休眠期

ある日カプセラの作例集に載っている”モーターボート”と言うのを作ってみました。しかし動かし
てみると遅い!車軸ユニットにプロペラを付けて作ったボートの方が遥かに早い!見た目は速そう
なのにこれは残念だ。もっと早く出来ないか!と言う訳で電池を2本にしてみました。すると・・・
バランスを崩してあえなく横転、沈没。フロートが3つだったのが災いした様です。あわててすくい
上げて乾かしましたが、モーターに水が入り、動かなくなってしまいました。

そのまま約1年、カプセラはほったらかしになってしまいました。モーターカプセルは接着されてお
り、分解してメンテナンスする事が出来ません。動かないモーターカプセルはあってもしょうが無い
ので、カプセルを壊してモーターを取り出すことにしました。コンクリの上に置いて金槌でガンガン
殴りましたがなかなか壊れず、さすがポリカーボネート!と妙に感心しました。モーターを取り出す
と回転軸がさびて動かなくなっていました。しかし手でぐりぐり動かした後、電池を繋ぐとなんと回
るようになってしまった。ウ~ム。早まった。

モーターボート沈没

■ カプセラ復活

'77年ごろ、もう一度カプセラで遊びたい!と言う衝動に駈られ、パーツのばら売りを探しました。
しかし市内ではどこも扱ってなかったので、三菱に注文することにしました。モーターカプセルの他、
持っていないパーツも合わせて5300円分ほど注文。この時点でKC-500がKC-700相当になりました。

届いた品をよく確認したら、注文内容に対して、内接歯車カプセルが一個入っていませんでした。
三菱に手紙を書いたところ、ものすごい勢いで内接歯車カプセルが送られてきました。

内接歯車カプセル

■ カプセラ新展開

それから一ヶ月ほどして驚くべき新展開が!そう、エキスパートVシリーズの発売です。今度ももちろん
CMで知ったのですが、前回とは違い、夕方4時15分頃のアニメ再放送時のCMだったので良く目にする事
が出来ました。主催者はもちろん大興奮、”うおおっ!今度のカプセラはチェーンとかあるぞっ!!CMに
出てくるオートバイが作りたい~!!”と、モーレツに思い、また三菱に5500円分ぐらい注文しました。
(当時なぜそんな金があったのかナゾ)チェーン、連結版、ウォーム歯車カプセル、ロボットパーツなどを
この時発注、V-39相当になりました。

三菱にパーツを注文すると、送料は一律100円と良心的でした。しかしこの時100円入れるのを忘れた。
商品が届いた後、三菱から100円の請求が来た。ものすごい勢いで100円送ったのはナイショだ。

エキスパートVチラシ

■ カプセラ最後の注文

それから3年が経ち、もう一回5000円程度パーツを注文しようと思い立ちました。注文する前に
三菱に確認の手紙を書いたところ、”カプセラは生産を中止してしまい、在庫を販売しています。
今年いっぱいで無くなりそうな部品も出てきそうなので、注文は年内にお願いします。”との返事が。
さらにカプセラの発売部署はそれまで知育ホビー事業部だったのだが、開発部に変更になっていた。
それを見た主催者は”えらいこっちゃっ!これで最後だっ”と言う訳で16000円分注文することにしました。
その時カプセラのアイデアを書いたメモを同封しました。もう終了する商品のアイデアを送るのもどうかと
思ったのですが、せっかく書き溜めたので、送ることにしたのです。その後三菱から届いた商品の箱は
みかん箱ぐらいの大きさがありました。箱を開けると、アイデアに対するお礼の手紙とモーターカプセル、
スイッチボックスなど1300円分ぐらいのパーツがサービスで入っていました。ありがとう三菱!

三菱からの手紙




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