珈琲器具
ここでは主催者が使っているコーヒー器具を紹介します。
コーヒー器具は過去の技術で既に完成されており、古い物の方が性能が良い場合があるジャンルです。
コーヒーミル
手動式ミルが2種です。左のものが70年ごろの日本製、右のものが85年ごろのイタリア製です。
どちらも中挽き~粗挽きに豆が挽けます。ネルドリップに丁度良く、エスプレッソにはたぶん無理。
日本製のものは殆どが鉄で出来ています。それも砂型による鋳物。現在ではコストが掛かりすぎて
まずありえない製法です。イタリア製の方も金属部分は鉄と真鍮。やはり砂型での造形です。
使用感ですが、日本製の方が豆を挽く歯車がでかい分、挽くのが早いし重いので安定して挽けます。
ただし上部のカップ内で豆が落ちきらず残ることがあります。
抽出器具
主催者は普段はネルドリップでコーヒーを淹れるので、器具らしきものはあまり使わないのですが
(ネルドリップの場合、ネルの袋とヤカンが2つでOKですからね)たまに使用することもあります。
まずは水出しサイフォンです。コーヒーは水(冷水)で出すことが可能です。大きなトレイに水を
入れ、挽いたコーヒー豆を入れて置いておけばいいのです。ただしかなり時間が掛かります。
別の方法として上から水をたらしていく方法もあり、上記よりは抽出時間は早いです。
こちらは手ではやっておれないので器具を使います。
実際に水出しサイフォンで淹れてみましょう。まず、コーヒー豆をミルで挽きます。写真左の計量で
スプーン7杯ほどを挽きました。挽いた豆をサイフォンまん中の容器に入れ、上に濾紙を置きます。
サイフォン上のポットに冷水を入れます。低温の方がいいので、中に氷を入れます。
準備が出来ましたら、ポットのコックをひねり、抽出開始です。一滴ずつ滴下していきます。
主催者は1秒に一滴程度で滴下します。遅いと濃い目のができ、早いと薄いのが出来ます。
写真左は開始から30分ほど経過した時点。右は1時間後の状態です。
写真左は開始から2時間後。右は3時間後の状態。豆がスプーン7杯だったので、
コーヒーの量はカップ5杯ぐらいが目安でしょう。この辺で終了にします。
出来上がりました。早速試飲です。えぐみ等は全く無く、香り高い割りにすっきりした味わいです。
欲を言うとアイスコーヒーなので、もう少し速く切り上げ、濃い目に出した方が良かったかな?
もうひとつは横式サイフォンです。このタイプは100年ぐらい前のコーヒー器具の写真を
見ると出てきます。実際スイスなどではずっと製造され続けており、日本でも取り扱いがあった時期が
ありました。商品名は”オデット”価格はバブル価格の138000円。現在入手できるかどうかは不明です。
オデットとは別に、同じ横式サイフォンを国内メーカーや中国で製造し、販売していた時期がありました。
2005年ごろだったと思います。その時購入したのがこのサイフォンです。オデットに比べますと、装飾的に
は少し劣りますが、ガラスとキンキラキンのポットが二つ並んだデザインはなかなか良いと思います。
ポット
ここで言うポットはやかんではなく、いわゆる魔法瓶と言うやつです。
魔法瓶も今のやつときたら、どうにもダサい。傍らに置いて使う気にはどうもなれない。
そうなると昔から変わらない物、あるいは昔の物になってしまいます。
写真左は古いタイガー魔法瓶。右はアルフィー社の魔法瓶です。アルフィー社の方は
西ドイツブランド時代の物ですが、現在でもほぼ同じ商品が作られている様です。
トースター
デュアリット社のトースターです。コーヒー器具では無いのですが、朝食つながりで紹介します。
昔から変わらないデザインで、しかもスチームパンクっぽいトースターと言えば、デュアリット社の
トースターしかないでしょう。この商品も現在でも作られている商品と思います。
パンを焼く発熱体は幅2mmほどの平たいニクロム線が使われています。一目見ただけで、
ものすごい熱効率の悪さ?を感じてしまいます。しかし、この旧態依然とした発熱体の
パワーのおかげで、外はカリッと、中はしっとりしたパンが焼けるのです。
番外編:栓抜き
これまたコーヒーではないのですが、飲み物繋がりで紹介します。ワイン等のコルク栓を開けるための
栓抜きです。主催者は酒類はお金をもらっても飲めないので本来不用品のはずなのですが・・・。
鍵型のデザインが良かった。しかも大きい。(全長約14cm)眺めるだけで満足。
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