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アメリカ版スーファミ”SNES”

前にアメリカ版ファミコンの”NES”を取り上げましたが、今回はスーパーファミコン版である
”SNES”を取り上げます。スーパーなNESなのでSNES、そのままですな。ちなみにNESとは、
任天堂エンターテイメントシステムの略。正式な呼称はネスコントロールデッキと言いました。
SNESの場合はどうでしょうか。SNESの裏にあるラベルを見ると、スーパーネスコントロール
デッキとあります。ううむ。エスネスでは無くスーパーネス(スーネス)と呼ぶべきなのかな。

SNES底ラベル


初代ファミコンの時は、海外版であるNESは基本性能が同一であるにもかかわらず、内部
の基板も筐体デザインも国内向けとはまるで異なっていました。特に使用パーツ数が増えて
おり、国内版と比べてコストの掛かり様には驚いた物ですが、SNESではどうでしょうか。主催
者がSNESを初めて見たのは、ゲーム雑誌の掲載写真でした。しかしその時の印象は今一。
国内版のファミコンがスーパーファミコンへ世代交代した時は、本体デザインからして明らか
にグレードアップした感じがした物ですが、NESからSNESへの交代は何だか地味になった?
印象でした。しかし今になって改めて実物を見ると、そう悪くは無いです。と言うかイジェクト
ボタンあたりのデザインを見ると、逆にスマートに見えてきます。

SNES本体


さて、気になる国内版との相違点ですが、まずコントローラーの挿入口は国内版と同じ。実際
に国内向けのコントローラーを挿してみましたが、そのまま使えました。コントローラー自体も
国内版とほぼ同じなのですが、XとYボタンの頭が凹んでいる等、微妙に違います。

SNESコントローラー部


上でコントローラーが同じと書きましたが、AVケーブルも同じです。アメリカと日本ではビデオ
信号も同じ規格(NTSC)なのでそのまま各種ケーブルが使えます。なお、RF信号は日本と
アメリカではTVの周波数が違うので使えません。本体から出ているRFスイッチへの端子は
使えないと言う事なのですが、ビデオ出力が使えればあまり問題無い部分でしょう。それで
「これはラッキー!そのまま使える」と喜んだのですが、一つ違いがありました。ACアダプタ
です。下の写真の通り、国内向けとはジャックの形が違います。厳密には電源電圧もアメリカ
は117Vと少し高いのですが、ACアダプタで大まかに電圧を下げた後、スーファミ(SNES)本
体側で正確な動作電圧(5V)に調整するので、この程度 の電圧の差は問題ありません。

SNES ACジャック


次はソフトです。下の写真がSNESのソフトですが、国内ファミコンとNESほどの違いは無く、
外形サイズも良く似ています。ソフト裏側の下の方にミゾがありますが、これが逆挿し防止に
なっています。過去に「SNES本体にスーファミのカセットが挿さる様に改造すれば、国内版
ソフトがそのまま動作する」と言うのを見た事があるのですが、まさにこの部分の事です。

SNESソフト


主催者が入手したSNESは、上記の情報の通り?国内版ソフトが挿せる様に改造してありま
した。下の写真左が入手時の物なのですが、ソフト挿入口から半田ゴテで溶かした様です。
何だかな〜。今一・・・。この状態は気に入らんので、もうちょっと綺麗に修正してみます。
それが下の写真右。余分に溶けた部分は元には戻りませんが、前よりはましになりました。

SNESの逆挿し部を削り取り


さて、お次はSNES内部の基板ですがこれは・・・。驚くほど国内版スーファミと同じ。
もしかしたら、外装はSNES、内部はスーファミと言うメカに出来るかも。

SNES基板


そこで早速スーファミ本体を入手。スーファミには前期型と後期型があり、前期型は音声回路
が別ユニットになって本体後方の放熱板部分に乗っかっています。主催者が入手したSNESは
国内版で言うところの前期型と同じなので、前期型タイプのスーファミが必要。見分ける方法
は裏のシールの型番がSで始まる事。そこで下の写真の本体を買ってきたのだが・・・。中身を
開けると後期型だった。後期型の方は動作が安定しているので実際使う分にはいのだが、今回
は嬉しくない。とりあえずダメ元で後期型を本体にセットしてみたのですが、下の写真右の通
り収まりません。収める為には基板か本体を削ればいいのですが、やはり無改造で収めたい。
ちなみに後期型は普通SMで始まる型番なのです。今回入手したのはモデルチェンジ過渡期の
商品だったのか?なお、型番以外に新旧を見分ける方法として、カセットを接続するコネクタ
の違いがあります。一般的に前期型はコネクタの耳が銀色(金属のシールドの色)。それに対
し後期型は黒いプラの色。今回入手した物(下の写真右)も黒いプラの色です。

型番は旧だが内部は新


しょうがないのでもう一丁前期型スーファミを入手。今度のはさっきのより番号が若いぞ。で、
内部の基板を比べて見ると、今度のはそうりゃあもう一緒。下の写真右で左が国内版、右がSNES。

SNES基板入れ替え


早速載せ換えます。気になったACコネクタ部分のモールドもそのまま合致しました。基板を
載せ換えただけなのですぐに元のUS仕様に戻せます。これで国内互換のSNESになりました。
なお、基板を丸ごと載せ換えなくてもACジャックとRFモジュレーター部分の交換だけでも国内
仕様に改造可能。しかし中古がいっぱいある今となっては丸ごとの方が手っ取り速いですね。

SNES改造完了


下は実際にソフトを起動したところ。両方共、違和感無く使用できています。

SNESで国内版も動作!イカス!


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