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SEGA リンドバーグ を起動

主催者はアフターバーナークライマックスのソフトを入手しました。これはセガのシステム基板
リンドバーグ用のソフトです。ソフトを入手したからには是が非でも起動させたいもの。そこで
リンドバーグマザーと起動に必要な周辺機器を急遽入手、アフターバーナークライマックスを
家庭で起動させます。

実は主催者、ソフトを入手してからハードを買う、と言うパターンが多いです。再生させる機器
が無いにもかかわらずソフトを買います。ソフトを買うと、どうしても再生したくなるので後追い
でハードを買います。最初のゲーム基板の時も基板を買ってから中古筐体を買いましたし、思
えばパソコンを買った理由も、本屋でたまたま手に取ったファミ通がカービィスペシャルDVDが
付録に付いている号で(DVD再生機器は持ってないのに)それが欲しくなってファミ通を買い、
更に本誌を見ると、赤いWiiとクラブニンテンドーのポイント登録の記事が載っています。実は
主催者、赤いWiiが出たら絶対に買うと決めていたし、そうなるとポイント登録もしたい。しかし
ポイント登録にはインターネット環境が必須でしたから(任天堂に電話で問い合わせたがイン
ターネット以外での登録はムリと言われた)2つの夢を同時にかなえる為には、もうDVDドライ
ブ付きパソコンを買うしかない!と言う結論に達し、ここで初めてのパソコンを買いました。今
こうしてHPを作っているのも、元をたどればカービィスペシャルDVD付きファミ通のおかげ。

さてリンドバーグですが、これまた良く分からない基板です。前回のチヒロの時も良く分からな
いまま入手しており、ゲームが起動出来るかは実際に試すまで不明でした。リンドバーグはチ
ヒロ以上に情報が少なく、そもそもソフトのセット法すら主催者は知りません。リンドバーグマ
ザーには光ディスクドライブらしき物は見当たりませんし、タイトーTYPE-Xの様なハードディス
ク取付け部も外観上はありません。雑誌でもリンドバーグのソフトやインストール法が掲載され
た事は殆ど無いと思います。ちなみにNAOMIの時は結構詳しく載っていて、なんと生産工場
の検査装置の写真まであったし、チヒロの時でもドライブやソフトの写真ぐらいはありました。
下がリンドバーグマザー接続部の写真ですが、最初から知っていた情報はこれだけです。

リンドバーグ接続部


ここら辺が趣味でしか業務用基板を触らない者の不利なところ。しかし分からんなりにも少し
ずつ情報が入ってきます。まずリンドバーグはDVDでソフトが供給されるらしい。となると本体
内にDVDドライブが入っているのか?まさかな・・・。色々思いを巡らしますが、結局は外付け
DVDドライブで内蔵ハードディスクにデータ転送すると言う物でした。今回ソフトを入手してか
ら起動法を調べてやっと分かった。そこで次は外付けDVDドライブを入手しました。下の写真
が入手したリンドバーグ用DVDドライブ。汎用品のIDEタイプをSATAに変換してミニUSBで接
続しているだけらしい。このドライブはセガの次のマザーボードであるリングエッジ2でも使用
でき、その場合はオールネットプラスマルチのソフト読み込みに使えるそう。ただしすぐに
バージョン2(ダウンロード形式)になった為、対応ソフトは少ないとの事。

リンドバーグ用DVDドライブ


次に入手したのは電源。ハーネス付中古が多く出回っていますからこれを入手します。難点
は本来機器組み込み用の電源である為、AC入力が専用コネクタである事。

リンドバーグ用電源


AC入力部は、短く切断された線付のコネクタが付いておりましたので、これにACプラグ付の
コードを継ぎ足せば事足りるのですが、見た目がダサくなるのでスマートに作り直します。コネ
クタから継ぎ目無しでコードを出す様にするのです。それにはピンコンタクトの再圧着が必要
ですが、新品のピンコンタクト等持っていないので、元のやつを上手く取り外して再利用。やり
方は、まずコネクタハウジングからピンコンタクトを抜き取ります。これにはメガネ用の小さい
マイナスドライバーの先を削ってコネクタのサイズに合わせた物を作り、それをコネクタの後ろ
から突っ込んでロック部を解除して線を引き抜きます。次に抜いたピンコンタクトの圧着部を
カッターの刃でこじて隙間を作り、更に千枚通しで緩め、線を引き抜きます。この時注意しな
いと(していても)手を突き刺します。後は新たなACコードを圧着ペンチで再度圧着します。

ピンコンタクト再利用手順



電源を入手した後、最後にリンドバーグマザーを入手。ついに通電、起動にトライする時が来
ました。リンドバーグは上の方でも書いた様に内蔵ハードディスクにソフトをインストールします。
入手したマザーは中古ですから、何かしらソフトが入っているはず。起動に必要なキーチップも
刺さっていますから、電源を入れればゲームが起動するはずです。そこでソフトをインストール
する前にマザーのチェックも兼ねて起動してみます。恐る恐る電源を入れると・・・。ものすごい
爆音が。爆音とはクーリングファンの音です。ファンの音がうるさいと言えば、カプコンCPシス
テムUが有名ですが、CPシステムUがドライヤーだとするとリンドバーグは掃除機です。こりゃ
タマラン。まあ音は我慢だ。起動の方はとりあえず下の写真の画面が出てローディングを開始。
ここで気付いたのだがNAOMIやチヒロにあったマザーの起動音が無いんだな。ちと寂しいぞ。

内蔵ソフトを確認


で、そのまま待っていると・・・。ありゃ。I/Oボードが刺さっていない?いや刺さっていますが。

I/Oボード未接続エラー


そこでテストモードにしてみます。I/Oボード経由のテストスイッチONなのでこれが有効な時点
でもうヘンなのですが。更にここからゲームテストモードにします。出てきたゲーム名は・・・。
三国志大戦3。それも割りと新しいバージョン。と、ここで画面がフリーズ。操作が全く出来なく
なりました。良く分からんが、この不安定さはI/Oボードの不一致の為と思われる。

内蔵ソフトは三国志大戦3だった


入っているソフトがカードゲームですからI/O不一致でもアタリマエと解釈。ソフトをインスト
ールする事にします。インストール法は、まずキーチップをアフターバーナークライマックス
に交換します。元から刺さっていた三国志大戦3のキーチップがメチャ固く、どうしても抜け
ないので、最終的にペンチで引っこ抜いた。キーチップを交換したら、その上にあるDIPス
イッチを確認します。アフターバーナークライマックスは8番だけがONでいいはず。これは
元からこうなっていたので、確認のみで終了。

キーチップとDIPスイッチ確認


いよいよDVDドライブを接続します。白いのがNHコネクタ、これは恐らく電源用。もう片方は
データ用のミニUSB。ミニUSBポートはリンドバーグマザーに4つ付いていますが、これは
どこでもいいとの事。後は映像とか音声、I/Oボード等を全て接続してから電源を入れます。
電源を入れないとDVDドライブのトレイが開きませんし、それまでに全ての接続を行ってお
く訳です。取説には電源ONの後、30秒ほど経過してからディスクトレイを閉めろとあります。

ディスクセット


さてディスクをセットしました。下の画面が出たのはいいのですが、いつまでたっても
このまま。DVDドライブは通電はしている様ですが、ドライブのアクセスLEDは消えた
まま。う〜これでいいのかな。なんか心配になってきたので一度電源を切った。しかし
気を取り直してもう一度電源ONにして見た。

ディスク確認


暫くするとディスクからローディングが開始されていました。ディスク確認が長かっただけ
の様です。ドライブのLEDもパカパカ点滅しています。しかしローディングのカウントが終
わって起動画面が出るかと思いきや、次はベリファイを開始。なんか長いな・・・。

読み込み開始


更にローディングが終わっても延々と次の準備が続きます・・・。

各種チェック


暫くすると画面が緑色に。ブートで暫く待てと。それが終わると画面が青色に。OSで暫く待てと。

再立ち上げ


それが終わると最初の起動実験で見たのと同じ立ち上げ画面が。いよいよ来るのか!と
思いきやまだまだセットアップとチェックが続く。

ソースセットアップ


もう、なんか知らんがロードとベリファイがまた繰り返されてる。どんだけやってんだゴラァ

読み込み中


おっと。画面がアミアミ模様になったぞ。これは来る予感。

ゲーム表示準備画面?


きたけどエラーじゃん。がっかり。しかしエラー内容はシートを可動させるモーターとの通信
エラー。これはチヒロのアウトラン2でも良く似たのが出た。そこでそのままテストモードに入
り、キャビネットをスタンダードに、ついでにオーディオ出力も4→2チャンネルに変更します。

可動キャンセルにする


そしてテストモードから抜けると・・・。おぉ!WARNING画面が!そしてセガのロゴが!!

起動画面が出た!


キターッ!!!ついに来ました。アフターバーナークライマックスの起動成功です。起動は
出来てもまだプレイは出来ないのですが、それでも満足。暫く画面を見ていました。

ゲーム画面が出た!


ゲームが無事起動したのでいつもの通り?マザー内部をチェックします。この基板も意外と
汚れは少ない。ただ下の写真右の中央に垂直にセットされているボード(グラフィックボード)
は中心の丸い部分がクーリングファンになっており、銀色のパーツ全体がヒートシンクと言う
構造。この中には結構ホコリが詰まっていた。エアブローしたらもうもうとホコリが出た。

リンドバーグ内部を掃除


下の写真はエアブローが終わったところ。写真ではあまり違いが分からない。

掃除完了


リンドバーグの黄色いカバーの裏側にも結構ホコリが付いていたのでエアブロー。下の写真
のクリーム色の部分は、ボードを押さえるウレタンフォーム。この部分は微妙に粘っていて
ホコリが吹き飛ばない為、ホームセンターで売っているパーツクリーナーを吹いて拭き取り。

フタの内側を掃除


整備も出来たので早速プレイしたいのですが、コントロール系の配線がまだありません。
しかもフライトゲーム用コントローラーも無いので、まともなプレイはまだ先になりそう。
と言っても操作系は一般的なアナログ入力のはず。そこで実験的にドライブゲーム用の
アナログコントローラーを接続してみます。その場合チヒロの時作ったI/Oボードの配線
が使えますから好都合。ただしI/Oボードとか音声アンプに電源供給するケーブルは用意
する必要があります。先ほどの起動時はJVS/JAMMA共用コントロールボックス内蔵の
I/Oボードで行ったのですが、ここにアナログレバーを接続するのはスペース的にきつい
のです。で、この際別途I/Oボードを用意しておきます。リンドバーグ用の電源からはI/O
ボード用と思われる出力コネクタが出ていますから、ここから電源を供給するハーネスを
製作。これで一つの電源で全てまかなえるのでスッキリします。

I/Oボードの電源線を追加、仮起動します


準備が出来たのでゲームを立ち上げます。まずはテストモードに入りインプットテストを
行いますが・・・。やはりこのままではダメだ。レバーの左右はOKだが上下がきかない。
その代わりアナログボタンの1が機体の上下、2がスロットルに割り振られていた。結果的
にはフライトは可能。しかしショットが撃てませんからこれではダメだね。配線を変更すれ
ばレバーで上下も含めた自機の操作、シフトレバーでショットとミサイルの発射に割り振
る事が可能になりますが、スロットルに連動した”クライマックススイッチ”がありません。
クライマックスモードには入れないのだ。ここはやはりフライト用スティックを自作したいと
ころ。なお、アフターバーナークライマックスは一般的なJAMMA用I/Oボードでも起動可
能で した。JVS/JAMMA共用コントロールボックスは一般的なI/Oボード内蔵ですからね。

ゲーム画面。クライマックススイッチが必要



■ リンドバーグマザーを追加購入

主催者はリンドバーグマザーをアフターバーナークライマックス用の予備として追加購入
しました。なぜ予備マザーを買おうと思ったのかと言いますと、ゲームをプレイする為に
フライトコントローラーをえらい手間をかけて製作したのですが、その間(2ヶ月ほど)は
一度もアフターバーナークライマックスを起動しませんでした。その期間はゲームラックの
横に立てて置いてありました。そんな劣悪な保管でもなかったはずです。そしていよいよ
コントローラーの完成が近づき、動作試験のため久々にリンドバーグを起動するとゲーム
が立ち上がらない!いや、その後立ち上がったのですが最初はゲームプログラムのロード
が完了したところでなぜかOSの読み込みが始まり、その後固まってしまいました。電源電
圧を見ると3.3Vのところが2.9Vしか出ていません。電源を交換し、最大電圧にしても3Vに
ようやく届く程度にしかなりません。OSの読み込みが始まる事もあるので、念のためDVD
ドライブを繋いで再度読み込みを行いましたが途中で固まります。そうこうしている内に
電源電圧が少し上昇、3.1Vになったぐらいでゲームが立ち上がりました。原因は不明。ど
ちらにしろ2ヶ月ほっといたぐらいで壊れてもらっては困ります。3.3Vが低いのは、どこか
負担が掛かっている部分があって、そこが電気を食っている為だろうと推理。一度立ち上
がると負担が軽減されたのか、その後は全く問題無く起動する様になりました。たとえば
これが一年ほっといて大丈夫なのか?はなはだ疑問です。2013年現在はリンドバーグの
中古は数多く出回っており、入手には事欠きませんから保守用を買っておくのにはいい
時期です。そんな訳でもう一台リンドバーグマザーを入手しました。

さて、入手したマザーに元から入っていたソフトはまたしても三国志大戦3。昨今入れ替
えが進んでいるんだろうな、ウン。起動してみると今度のは前のより調子がいいのか、
三国志大戦3がフリーズしない。と言ってもI/Oボードは未接続なので前と同じ条件では無
いし、どの道テスト画面しか見て無いのだが。起動が確認出来たので次にカバーを明け
ると、こちらはホコリは少ないがタバコのヤニ臭い。下の写真で左側が今回入手したやつ。
まずはエアブローで綺麗にしたところ。




前と同じゲームが入っているし、キーチップを入れ替えてソフトをハードディスクに入れ
れば恐らく起動するでしょう。しかしここで思い立ちました。ソフトの入ったハードディスク
を交換するだけでもいいのでは?そこでハードディスクを取り外します。すると・・・。




なんだかすごくばっちい。元々今回のはホコリの詰まりは殆ど無かった。その代わり
タバコのヤニで黄色かったのだが。それがハードディスクを外すと、その下のファン
とヒートシンクがヤニでコテコテになっています。エアブローでは取れません。仕方が
ないので外してパーツクリーナーで洗浄する事にします。ヒートシンクとCPUがへばり
ついており、引っ張るとCPUごと取れました。うーむまたいらん仕事が増えてしまった。




まずはヒートシンクを洗浄。その後ファンも洗います。このままではCPUを基板(ソケット)に
セットするのはまず無理ですから、CPUをヒートシンクからはがし、順にセットしていきます。
上の写真右では既にCPUが剥がしてありますが、実際は取り付け時に剥がしました。




ここで気が付いたのですが、DVDドライブを繋ぐUSB端子は、カバーを取ると普通の
サイズのが出てきた。そう言えば外してあるのをどっかで見た記憶があるのだが、
そう言う事だったのか。それからキーチップは相変わらず固いのですが、基板ごと
交換すればラクなのでした。




さて掃除も終わったので早速ハードディスクを入れ替えて起動して見ます。しかし・・・。
一番最初のこの画面から変わらない。そういや一番最初の時も中々変わらなかったな。




しかし今度も本当に変わらん。ナゼだろう?マザーからハードディスクやキーチップを
抜いたから入れ直しとか?そこでDVDドライブを繋いでインストールし直します。しかし
それでも変わらない。試しにリンドバーグマザーのUSB端子部分を揺すって見たところ
突然認識。しかしすぐに止まってしまいます。もしかしたらタバコのヤニで接触不良か?
仕方が無いのでDVD端子部分を分解して掃除。そして何度かトライする内に出たのが
これ。エラー22。これはプログラムイメージが無いエラー。テストモードで見ても確かに
ゲームプログラムが無い。




そこで今度は元からあったマザーに今回のハードディスクをセット、ソフトを入れて見ます。
すると普通にインストール、しかもあっという間に終わり??前は散々掛かったはずだが??




もう一度今回のマザー&前回のハードディスクでトライします。




すると出たのがこれ。エラー6。マザーを起動した後、DVDドライブを接続するタイミングに
よってはこれになる。読み込みが始まり、カウントが100%になった時点でエラー6が出る。




もう今回のマザーは置いといて、古いマザーでハードディスクの共有が出来るか試します。
結果は共有OK。つまり、マザーでソフトを書き込んでおいて別マザーで使えるのです。
ソフトのバックアップは出来ると言う事ですね。そこでヘンになったハードディスクにも古い
マザーでソフトを書き込んでおきます。今度の書き込みは以前と同じで時間が掛かりました。
もう何が何だか分からなくなって来た。さっきあっという間に書き込みが終わったのは勘違い
か何かだったのだろうか??まあ、結果的にソフト、キーチップ共に互換使用出来るのが
分かったのでヨシだ。ちなみにハードディスクは両方とも全く同じ物です。(WD40GB)




さて、今回買ったマザーですが動作がヘンでもハードディスクとかグラフィックボードが
使えますから丸損では無く、少なくともバックアップと言う本来の目的は達成した事にな
まりす。なのでもうこれでいいやと言う気もしますが、ダメ元でもう少しいじって見ます。
エラー6はI/Oエラーでこれが出たらメーカー修理とマニュアルには書かれています。I/O
エラーとはI/Oボードの不一致なのか?はたまたマザーのI/Oカードのエラーなのか?
それともマザーボード自体の不具合なのか?まずI/Oボード不一致ですが、I/Oボードを
接続してもしなくても変化無いからたぶん違うだろう、次にマザーのI/Oカードですが、こ
の基板の外観は2つ共同じで、少なくとも外観上のバージョン違いでは無さそう。もし内
部データが原因だと対応は無理。ただ、ICの剥がれとか物理的な原因があるかも知れ
ませんから、スポットヒーターをかけて見ます。それで準備をしていると妙な部分が・・・。
I/Oカードの下の方に何やら欠けた様な部品が。下の写真左側の中央にある部品です。




部品は小信号用のスイッチングダイオードか何かだろう、と適当に判断。手持ちのダイ
オードを付けて見ます。結果は見事に復活。さてこれを壊した犯人は誰なのか?もしか
したらワシか?確かにカードを抜き差しする時壊しやすい部分ですが。




結果的に両方とも使える様になりました。本当は安定している方を保守用にして、よく分
からん方をプレイ用にするか、と思っていたのですがどっちも絶対安定とは言いがたい。
これは時々入れ替えて動作状況を確認するしかなさそうですな。



■ リンドバーグの立ち上がりエラーその後

予備のリンドバーグマザーを入手すると電源が付いてきたりするし、単品で購入した電源
もありますから、手持ちの電源が増えてきました。電源をよく見ると3種類ある様です。




上の写真左が400-5457、中のが400-5457-91、右は400-5457-01-91となっています。
感覚的には番号がシンプルなほど初期型の様な気がします。主催者がメインで使ってい
るのは400-5457-91。選択理由は、一番初期型と思われる400-5457は全体的に汚れが
酷く、内外部共にタバコのヤニでまっ黄っ黄でなんか劣化してそう。この電源にはケーブ
ルも付いていたのですが、こちらも同様にまっ黄っ黄なので使用はパス。一方、後期型と
思われる400-5457-01-91は本体はキレイだったのですがケーブルの付属は無し。しかも
こいつだけ本体から出ているコネクタのピン数が異なります。他の2台は18ピンが付いて
いる所に20ピンが付いています。ピン配列を見ると端に増えた部分がある以外は同じ様
なのでコネクタをずらして刺せばいけそうなのですが、うっかり間違えたらマズイので使っ
てません。なお、電源出力は初期型の400-5457だけが+5VSB出力が少ない意外は同じ
です。+5VSBは業務用ゲーム基板の様に元から電源を遮断する機器は関係ない部分と
思われます。

使わないとはいえ、ばっちい機械はキレイにする方針なので手が空いた時に400-5457は
クリーニングしておきました。クリーニングには当初パーツクリーナーやシンナーを使いま
したが、タバコのヤニには全然ダメで、最終的に工業用の洗浄液(よく分からないが強ア
ルカリ系)で洗浄。もちろんケーブルも洗浄しました。で、ある日洗浄した400-5457とケー
ブルのセットでリンドバーグを起動。動作が確認できたのでそのまましばらく使用する事に。
するとこちらに変えてから立ち上がりエラーが一度も出ません。その後400-5457-91に戻し
暫く時間を置いて起動すると・・・。出ました。起動エラーが。ソフトの読み込みが完了した
後、OSの読み込みをいつまでも繰り返すアレ。また電圧の低下か?と思い電圧を測ると
今回は正常です。念のためケーブルとコネクタに接点スプレーをかけますが変化無し。こ
れは400-5497が当りで400-5457-91はハズレだったのか?としばらく思っていましたが、
ある日起動不良時の400-5457-91に接続のケーブルを触ると妙に熱い。熱かったのは、
下の写真で抜いてある茶色(3.3V)の部分。




この部分の抵抗値をテスターで測ると、接触部分にもよるが2〜100Ωぐらいある。他の端子
は安定して1Ωも無いのでやはりヘン。端子をハウジングから抜き出して確認するが特に異
常は無さそう。そこでこのケーブルの使用はやめて、洗浄したケーブルに交換しました。す
ると見事に安定。リンドバーグは電源を別置きにしたためにエラーが出やすいと聞いた事が
あるし、電源とケーブルは必ずセットのはずなのに、中古で出てくるのは電源本体ばかりで
ケーブルが滅多に付いていないのは、接触不良で廃棄された為か、とここで納得。それで最
後の確認の為、ここはひとつ調子の悪いケーブルを洗浄液で洗って実証試験をして見ます。
ホントは調子の悪い電源を使うとリンドバーグまで壊しそうでイヤなのですが、ケーブルを
捨てるのもなんか惜しいですからね。ついでに電源本体(400-5457-91)の方も洗っておきま
す。実証結果は・・・。読み込みはもちろん、新規の書き込みまでメチャスムーズに。初回の
書き込み時にやたら時間が掛かったのも、汚れによる電圧降下が原因だったのかも。




■ リンドバーグの電源をVLコネクタに変更

主催者はゲームにハマッている間は毎日の様に起動しますが、一段落すると全く起動しなくな
ります。それで数ヶ月(或いは数年)経ってから動作確認も兼ねて起動してみるとおかしくなっ
ている訳です。主催者はリンドバーグを3年程度いじっていますが、時間を置くと必ず起動不良
になります。電源はどれを使っても同じ結果ですから、特にこの電源が悪い、と言う訳では無く
やはりハーネスの接触と思われます。不具合症状は上にある様にいつまでもOSの読み込みを
繰り返すに始まり、ゲームプログラムの読み込みに失敗、その後WARNING画面が出てゲーム
画像の表示寸前まで行っているのにエラー10が出て固まってしまうとかになります。その時は
例外無く電源ハーネスの一部が熱くなっていますし、電源を横に向けたりしてハーネス接続部
をコジてやると一時的に接触が改善、ゲームが立ち上がったりします。しかしその様な事を何
度も繰り返していると、その内ハードディスクに書き込まれたゲームイメージを破損する可能
性もありますし、リンドバーグのハード自体を壊す可能性もあると思います。そこで主催者は決
意しました。いつ何時でも安定起動させる為、電源と電源接続部をカスタムしてしまうのです。





リンドバーグの電源接続部は、マザーボード本体に入るまでに幾重にもコネクタを中継してい
ますが、コネクタを一つ中継するごとにリスクを負っています。これはオーディオ系の例なので
すが、ヘッドフォンのプラグ形状変換ジャックをわざといくつか繋いで音楽を再生すると、音の
劣化が凄い、と言うのを聞いた事があります。中継コネクタはそれだけリスクが多いと言う事な
のです。対策としては中継コネクタをなるべく無くす事。究極的にはリンドバーグ内部のコネク
タまで一体化させて電源からボードまで一直線がいいと思いますが、そこまでするのは危険な
感じがします。それに内部の配線は固定されていて全く動かしませんから接触は安定している
と思いますので今回はリンドバーグ内部の配線までは行わない事にします。その場合、外観を
元に戻すのがラクと言う利点もあります。




まずはリンドバーグ用電源を分解します。電源からは3つのコネクタが出ています。一番下の
大きいやつは基板ジカ付けなのですが、その他2つはハーネス引き出しなのでこの部分を取
り去ります。この部分からリンドバーグに行くハーネスをジカに引き出す訳です。やり方として
は、リンドバーグ用電源ケーブルの片方を電源基板ジカ付けにするだけでもそれなりの効果
があると思いますが、手持ちのケーブルは信頼出来無いのでこの際NAOMI等で信頼の有る
日圧VLコネクタにしてしまいます。リンドバーグの電源入力部は小型の別基板なのでそこに
VLコネクタを半田付けする訳です。下の写真はケースから出したリンドバーグ用電源と電源
から出ているハーネスを取り去ったところ。かなりごっつい半田付けがされているので、100W
クラスの熱量がある半田ゴテが必要。




まずはGND、3.3V、5V、12Vを配線、リンドバーグに通電して見ました。しかし立ち上がりませ
ん。う〜むNAOMI等のJVSの基板ならこれでいいのですが、リンドバーグではダメな様です。
リンドバーグはアーキテクチャがPCベースですから、上記出力以外に+3.3VRS、+5VSB、
-12V、PWR_OK、PS-ON#の計5本の端子があります。無くても良い端子もあるかも知れませ
んが、これらもこの際全部接続して見ます。すると・・・。アッサリ立ち上がった。今回はOSの
再読み込みやエラー10が出るばかりでまるで起動しなかったのですが、それがウソの様。




無事起動が確認出来たのでここはもう一丁、キレイに配線し直します。上の実験ではコネクタ
の半田部分にVLコネクタの配線をジカに半田付けしており、コネクタの端子複数に接続される
部分は線材でジャンパーしていたのですが、ジャンパーは銅の単線で行い、そこにVLコネクタ
のケーブルを付けます。この方が電流容量、ショートの危険性の面で有利だと思います。なお
追加した+5VSB等はVLとは別に日圧のSMコネクタで出しています。




改造は完了しました。後はこれが本当に有効かどうかなのですが、こればかりは時間を置い
て動作を見るしかありません。今回リンドバーグ用電源をVLコネクタにした訳ですが、オマケ
効果としてNAOMIやチヒロ、HIKARUまで全部これ一台で起動が可能になりました。



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